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【ぶんぶくちゃいな】「鏡よ鏡…」現代香港アイドルブームの裏側

とうとう始まった、1年遅れのオリンピック。とにかく始まったからには参加する選手たちを失望させることなく、すべての競技が無事に終わって欲しいものである。

それにしても開会式の週に入ってからの立て続けの関係者の辞退、解雇騒ぎは本当に後味の悪いものだった。どうにか開会式は終えたものの、やっとのことで穴があかない程度に取り繕った、という感じだろうか。

事前のブルーインパルスはSNSでもちょろちょろと話題になっていたけれども新味はなかった。開会式でちょっと注目されたドローンのパフォーマンスにしても、これまで中国がおおおーっと声が出るようなパフォーマンスを演じて見せており、それに比べると「ちっちぇえ」という感想である。

本来なら、選手団入場の際にそれぞれの国の色や柄で染め上げた和服を来たモデルさんがプラカードをもって先導するはずだったのが、直前になって中止になったという。その和服の一部をネットで目にしたが、これこそ「KIMONO」として世界に知られる日本の文化に参加国それぞれの文化が織り込まれた、その後語り継がれるものではなかったかと感じている。しかし、無観客で行われる開会式でモデルを入れるのは…ということになったのだろうか、それなりの手間と資金を投じて準備されたそれらの和服の出番はなかった。

来年には北京で冬季オリンピックが行われる。今回の東京をしっかりと確認して、これからいろんな仕掛けを準備するだろう。負けず嫌いの中国なので、ドローンにしても、国際色という意味でも前例をすべて呑み込み、ここぞとばかりに力を入れるはずである。このところ、いろいろ中国にライバル心を燃やしているように見える日本の見せ方は今回、あまりにも残念だった。

とはいえ、日本と中国、常々思うのだが妙なことで妙な形でシンクロしていて、今回も日本で小山田圭吾さんが注目の的になっていたその時、中国では超絶人気芸能人の呉亦凡さんがスキャンダル騒ぎに巻き込まれていた。

●人気アイドルの性的スキャンダル


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