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月刊「読んでみましたアジア本」

日本で出版されたアジア関連書籍の感想。時には映画などの書籍以外の表現方法を取り上げます。わたし自身の中華圏での経験も折り込んでご紹介。2018年までメルマガ「ぶんぶくちゃいな」(…
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2021年6月の記事一覧

【読んでみましたアジア本】自由とは、選択とは、そして社会とは、を問う/周保松・著『星の王子さまの気づき』

世界中に『星の王子さま』の読者はたくさんいるし、日本でもこの本が出版されればきっと受け入れられるはず――と言い続けていた、周保松さんの念願がやっとかなった一冊。

周さんについては、わたしはこれまで数回、彼のインタビューや彼が主催してきた講座のゲストの言葉(梁文道さん、「立場姐姐」何桂藍さん)をご紹介したことがあるので、「ぶんぶくちゃいな」の読者なら多少記憶に残っているはずだ。

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