【ぶんぶくちゃいな】立場の秋、りんごの冬 香港メディア界の試練

今年の秋、香港では重苦しい裁判が続く。

8月29日、その始まりを示すかのように、香港区域法院はネットメディア「立場新聞」（すでに運営停止）の運営母体だったBest Pencil Hong Kong Limited（以下、ベストペンシル）と、元編集長の鍾沛権・被告とその後任を務めた林紹桐・被告の2人に対し、「刑事罪条例」に基づく「扇動刊行物公開あるいは複製共謀」容疑において有罪の判決を下した。

［香港］2019年デモで警官襲撃未遂事件、陪審員裁判で7被告のうち6人に無罪判決

［香港］香港政府、著名彫刻家の街頭作品を撤去か？ 黄色いレインコート姿含む人物作品

［香港］裁判官不足、デモ関連案件の急増、国家安全保障絡み……香港裁判所の審理開始待ち期間が目標4倍超の416日に

240617 ポリタスTV配信「香港大規模デモから5年 そこに至る過程と香港の現在」

今年の6月9日は奇しくも5年前と同じ日曜日。5年前のこの日、香港では「逃亡犯条例」の改定を巡って100万人を超える市民が反対の声を上げてデモ行進しました。そう、香港の運命を大きく変えるきっかけになった2019年デモの「幕開け」ともいえる大行動が起きた日でした。

5年後のこの日、広島のブックカフェ「ハチドリ舎」で、津田大介さん、そして元朝日新聞記者の宮崎園子さんと香港の話をしました。

宮崎さんと