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2021年の本番を振り返ってみる

何を今頃状態ではありますが、自身のメモとして

本番その① ピアノ講師含むプロの演奏家以外が参加できるコンクール
予選2部門通過⇒本選は1部門だけ出場(銀賞)
前回は2部門参加で2位&4位で終わったものの今回は演奏がまずい上に選曲的にもかなり微妙だった感あり。60人くらいいて15~16位くらいという悲惨というか弾けていないのね…と実感する結果。
他者評価はStradalによるBach編曲物を弾いたからか、Bachそのものの曲を弾いたと勘違いされてペダルは使わない等々、当たり前の事を指摘される=基本ができていないと解釈されるわな、こりゃ。
もっとも自己評価も100点中20点くらい。ミスタッチ多いわ、それに引っ張られて音楽になっていない。点数つけるならば完奏したことに対してだけ(20点でも多すぎる!?) また、本番当日に今まで来たことのない袖ひらひらの服で出たのも袖に気を取られ気が散ったので反省。
教訓:舞台で着る服を着て一度は練習すべし&バッハ原曲の編曲物は編曲である旨を大きく強調すべし

本番その② アマチュア部門(年齢制限なし)
予選(動画)⇒地区大会⇒全国大会(第3位)
ChopinのOp.42を弾く。正味はもっと短いけれど1か月半くらいで興味のあった素敵なホールでの全国大会。某先生が審査員にいらっしゃって超ドキドキ。無観客での開催にも関わらずあれあれ?の出来で怒涛の勢いで弾き切った後は「終わった」の一言。後日結果が発表されて驚いたのは言うまでもありません。ちなみに1位なしで、2位はピアノ講師をされている方のようでした(えっ!?ピアノ講師ってアマチュアなの!?!?どうでも良いけど)
某先生を前に納得の行く演奏ができなかったのでまたいつか再挑戦したいかも。
教訓:聴衆ではなく審査員という存在に弱いのかもしれない

本番その③ 一般部門
予選⇒准本選で落選
Lisztの巡礼の年の中から1曲弾いたのだけれども、どうも前日に遠方へ出かけた際に弾いたストピでおっしゃこれだ‼という演奏をしてしまい、そこから転げ落ちてしまった模様。音外し始めて(コード的には不味くないので知らない人が聴けばそんな曲?という感じ)あぁぁ~と持病で固まりつつある関節が余計にガッチガチになっていき弾くのやめようかと思いながらも途中からはもう大事故しないために編曲の達人Lisztも真っ青なノリで適当に弾いていた記憶があり。終わった瞬間我に返って、何番か後に参加するアマチュア部門でちゃんと弾けるか真っ青に。いや、これ良かったのかも。弾かなきゃいけない曲は悲壮感溢れて弾かなくてはならなかったので。
教訓:事前練習でベストパフォーマンスを発揮して燃え尽きてはならない

本番その④ アマチュア部門 (50歳以下)
予選免除⇒准本選⇒本選(審査員賞)
Rachmaninoffの小品を弾く。この日、中高生や若いアマチュアの方等の本選もあったようなのですが曲名見て良い年した自分が一番難易度低い曲弾いてる~と大爆笑。これはただ普通に弾いても可もなく不可もなくな採点だなと。ただこの曲、弾けば弾くほどハマれる曲なのでいっちょ頑張りましょうか‼と思っていたのだけれども思わぬハプニングが。舞台に上がっていざ弾こうとした時に違和感。あぁぁぁぁぁ、マスク~‼外すの忘れてた。
そう。演奏に呼吸は大切なのに持病で元々かなり呼吸が浅いところを追い打ちをかけるマスクに押さえ込みされる状況。呼吸が乱れて大事故しないようにというところに全神経を集中してしまい未曽有のつまらない演奏。これも文字通り終わった‼と思った演奏でしたが棚ボタの審査員賞。参加目的である入賞者演奏会の出場切符を今回も得られたのでその点だけは良しとしたい。
教訓:舞台に上がる前にマスクを外しておく

本番その⑤ 趣味部門
予選⇒本選(優秀賞)
課題曲と自由曲としてStradal編曲のBachの曲を弾いてみるがここでもやはりBachと間違えられていた。当日、マスクの着用で演奏を命じられ普段から肩で息をしているような状況なのにトドメを刺された感があり弾きながら半分呼吸困難状態で薄れゆく意識の中で何とか完奏。終わった時は「自分の人生が終わらなくて良かった」というのか「死ななくて良かった」の一言。
他の参加者は間違えたり暗譜落ちで何度か中断&弾き直しをしていたけれども最優秀賞を取られていたりとどういう採点基準か他のコンクールと比較して全く見当のつかないコンクール。次回は別の本番の練習用に時間があれば参加しようかな、くらい。何が何でも賞が欲しい人には良いコンクールかもしれません。ちなみに私の目当ては地元のホールでの演奏会出場権だったので目的達成(アマチュア枠は全員受賞していたので何が何でも演奏会出場したいという人にも良いのかもしれません)
教訓:練習時からマスクをして弾くべし。呼吸のしやすいマスクで本番へは臨むべし

本番その⑥ 一般部門(音楽を専攻していない人)
予選⇒地区本選(優良賞)
これは動じない心を試された(爆)ついている先生が当日の審査員になる可能性があったのだけど翌日も審査があるということで早い時間帯と聞いていてこれに関してはすっかり安心していた。その先生から当日の審査員として私が日ごろからキャーキャー言って煩い今は亡きロシア人ピアニストのお弟子さんがいらっしゃってて私の演奏の時間も担当されるわよ、と朝っぱらから漬物石をドカーンと乗っけられるようなプレッシャー。お弟子さんといっても頭の中では間接的なお弟子さんを想像。会場で名前を見た瞬間に追加で漬物石がドカーンと乗っかってきたプレッシャー。亡くなられる直前に師事されていた方ではないか‼ドキュメンタリーで見たこともあるしロシアで出版されているそのピアニストについての本の中でもお弟子さんとしてコメントされていたのを読んだことある方。もはやピアノ云々というよりメンタルに問題あり。これが子どもの頃ならば馬鹿が良い方に作用して最高の演奏して弟子入りしに行く‼なんて考えられたのだろうけれども、非常に謙虚になった(というより腕なくなって自信ないだけ(爆笑))更に追い打ちをかけたのは、出演直前に舞台袖から審査員席を見ると良く見慣れた顔が。
えぇぇぇぇぇ~、聞いてないよ~‼先生だ~。
もうこんな状態だから視奏可なんだから見て弾くとかしてリスクを下げれば良かったのにそのまま弾いてしまいかな~り怪しいを通り越して、こりゃまずいだろという出来で首の皮1枚とは言わないけれどもそれに近い状況。8割ちょいの点数しか出ず全国大会は残念無念。
講評&採点、自身の先生が厳しかったのは良かった。そして先生が推しのピアニストに興味を持ってくれていたのも。先生いわく、BachじゃなくてRachmaninoffを聴いていただいたほうが良かったわよね、きっと、と。
いえいえ、何を持っていってもきちんと弾けないと話になりませぬ&精進します。
ちなみに演奏&結果は酷いものではあったけれども結果を待つ間に審査を終えた先生とお弟子さんの先生と3人で話をする機会にも恵まれ、記念撮影‼その後、Rachaninoffの曲を磨いていく中で謎の大きなモチベーションとなったのは言うまでもありません。
教訓:気になる審査員がいるときは舞台上で厚かましいくらいにアピールできるメンタルを持つべし(爆)

2021年のまとめを書いていると素人でも真面目にピアノを弾いている方々には何をやっているんだ‼とお叱りを受けそうなノリで本番に臨んでいるかも? (技術とか表現で弾いているというよりはもはやその時々の気分で弾いているような感じが…)
そもそも目的が素敵なホールで行われる予選・本選・演奏会目当てであったり、審査員の先生目当てであったり、ついている先生の下で気にいった曲を作りこんでいく上で第三者から見て何か大きく抜けているところはないか?を探すために完成度も微妙?なところで出ている所もあるのが現実で新曲を1か月くらいで仕上げて出場することが多いような。

懲りずに2022年も新しく気に入った曲を引っ提げて勝手気ままに弾こうと思います。

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