世の中はもう少し複雑なんじゃぁ
最近キャリアとか働き方について考えている
もちろん今日食べるご飯について考えるよりは少ない思考時間だけど
仕事の評価軸が1軸な世界感ではないという実感がある
もし仕事の評価軸が、100メートル走だとしたら
この世界はわかりやすくていいかもしれない
特にエンジニアは時々、それに近いと思ってしまう勘違いがある
でもよく考えるとぜんぜん違う
毎回来る案件の難易度だって一軸では測れない
今ぱっと思いつくだけでもこんな風にある
・納期のスケジューリングの難しさ
・コードの書き方の難しさ
・コードの保守性をどの程度維持するか
・プロジェクトマネージャーとの協働
・デザイナーとの協働
・要件の不確定性
プロジェクトによっては無視してもいいパラメータもあれば、重要視しないといけないパラメータもある
パラメータは多様
そんな中で、発注者と受注者・上司と部下・求職者と企業で評価しないといけない
しかも、一方方向のように書いたけど、来る仕事を選ぶ権利だってあるし、内定を蹴る権利だってある。
これは、エンジニアのことだけで考えたけど、世の中には当然、無数に仕事がある。
もちろん規格化比較的しやすい仕事(職種)もあると思うけど
もっともっと謎のパラメータがある仕事だってあるはず。
そんな複雑なものをそのまんま受け入れて評価し合うのは無理なので
単純化することでなんとかしているだと思っている。
・〇〇資格とか
・大卒以上とか高卒以上とか
・〇〇の経験ありとか
でも、その単純化した記号にどこまでの信頼性があるのか、その記号から外れたひとがだめなのかって証明できてない
たぶん証明不可能
だから、面接で人と人とで会話してみるという手段を取って記号では測れないものをなんとか汲み取ろうとする
でも面接官はどちらかというと組織に組み込まれているから、説明可能性が重要だったりするから結局上司に説明しやすい記号で選んでしまう事になりがち
これじゃあ、一面的な可能性しか企業と求職者に届けれてない気がする
それでもいいだけど、もしかしたらとんでもない生産性がとある属性であるかもしれないし、今まで必須要件だと思いこんでたものは別に必須でなくてもいいかもしれない
でも、どうやって作るんだろ?
生成AIが出てきてからできるかもしれない
今までのITシステムにできてたのは構造化されたデータによる振り分け。
要するに大卒以上であるかみたいなこと
だけど生成AIは構造化されていないものだって結構うまく受け取ってこれる
人間の曖昧な依頼にもなんとなく答えてくれるし、データがきれいじゃなくてもなんとなく推測して補完して考えてくれる
生成AIに謎のパラメータを双方沢山いれてみることができるようになった。
学歴だって入れてもいいけど占い結果だっていいかもしれない、原体験のポエムだっていいし好きな食べ物でもいい。
仕事側だって、今まで受けてきた仕事の内容とか資料とか全部ごった煮にしたものをモデル化してもいい
そしたら、これまでシステムだと記号マッチング。人手でやっても組織というシステムで記号マッチング気味になるというものから
もう少し複雑なものを踏まえたマッチングができるじゃないかなと思った
そしたら、人手不足の時代に雇える人の幅が増えるかもしれないし、記号マッチでは超えられないイノベーションだって起きるかもしれない
AIだって超えられないと思われていた壁を超えてきている時代に人だって超えられないと思ってた壁を超えていけたらいいな
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