今回はがんチームについてお話していこうと思います。 がんチームとは、主治医、看護師、放射線科医、病理診断医、栄養士、薬剤師などからなるチームです。抗がん剤による治療を行う方、これから行う予定の方たちに対して、包括的にサポートします。 血液検査や画像診断などから疾患を疑い、組織を採取して検査に出して確定診断を行います。年齢、現在患っている他の疾患、体力、生活環境、ご家族などのサポートを得られるかなど、いろいろな視点から最適な治療を提案します。患者本人やご家族が納得いく治療を提
病院薬剤師の一日シリーズとして、病棟業務についてはお話しました(該当記事はこちらとこちら)。 今回は、調剤室の中の話をしていこうと思います。調剤室というのは、普段薬剤師がいる部屋と考えて差し支えありません。そこで薬剤師が何をしているかというと、 ➀定期処方の調剤 ②臨時処方の調剤 ③入院患者の持参薬の調剤 ④入院患者の翌日分の内服薬のセット ⑤退院処方の調剤 大体、このような業務となっています。少し詳しく解説していきます。 ➀定期処方の調剤 これは、入院患者の定期処
今回は病院薬剤師の一日の流れの午後編を書いていきたいと思います。この記事の続編になります。 昼休みを終え、また病棟に上がります。病棟でその日の午前にあった薬の変更や追加について、血液検査の結果についてなど薬歴に残していきます。 あとは緊急入院ではなく、予定入院の方も大体毎日いるので、その方たちの持参薬の鑑別を行います。他には翌日分の注射薬の準備を行います。翌日に退院する予定の方の退院処方が、主治医から処方されているか確認したり、薬局で預かっている持参薬をわかりやすく整理
今回は、新卒の時に働いた病院の一日の流れを思い出して書いていきたいと思います。そこの病院は薬剤師の病棟業務にかなり力を入れていました。病棟を担当する日の流れは以下のようになります。 8:45 ~ 始業、病棟へあがる【病棟業務】 12:00 ~ 昼休み 13:00 ~ 病棟へあがる【病棟業務】 16:30 ~ 薬局に戻ってくる、薬歴などの記録や次の日の病棟担当者への引継ぎ 17:15 ~ 記録や翌日の準備が終わり次第終了 シンプルに書くとこのような流れになるんで
今回はこの記事の続きを書いていきたいと思います。 この記事の最後は、集中できるときに勉強するという内容で終わっていました。私は、自分が集中できるならどんな環境で勉強しても構わないと考えています。私は音楽聞きながらとか、ある程度の人ごみの雑音が聞こえるカフェで~とかは集中できません。なので、基本的に大学のゼミ室でイヤホンもなにもせず黙って勉強していました。 音楽を聴いたりしていると、これはこうだから、次はこうなってそれから~みたいに、思考の流れが止められるのがほんとに嫌なので
自己紹介私がどのくらいの実力があるかわからないと、参考にしていいか懐疑的な方もいるので簡単に自己紹介をします。 30代中盤、性別は男、好きなものは動物。 大学は薬学部の偏差値が50もないようなところに通いました。 センター試験では、確か7割くらいしか取れていなかったと思います。 大学に入ってからは、友人に恵まれたこともあり、自分にあった勉強法を身に着けることができ、国家試験の模試で学内1位を取れたこともありました(全国では確か11000人中、170位みたいな感じでした)。