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キンコン西野が炎上するたびに「やっぱあの人天才だわ」と感じる自分がいる

マジで元芸人だったとは思えない。

というか芸人やってたのはこのためだったのか?
とすら思えるほど手腕が凄くてヤバい(語彙がヤバい)



西野炎上案件とは

ご存じの方も多いと思いますが、いろいろあります。
直近のだとこれですかね、「チケット+台本」案件

“西野さんは「映画えんとつ町のプペル」を多くの人に見てもらうためにクラファンや団体様無料プレゼントなど仕掛けていました。 その一つに今回の「映画のシナリオ台本&前売りチケット」を原価で仕入れ、サロンメンバーが販売できる権利がありました。販売代行のような形です。 3000円の原価で価格3500円など値段を上げて売れば、利益が出て、サロンメンバーさんのお小遣い稼ぎいもなるし、映画も広まる。こういう仕組みです。”

『こういう仕組み』なのですが、現実はというと、
再販需要が想像以上に少なかったのか、メルカリでは原価割れした価格(2500円)で売りに出されていました。

Twitterでは上記のノートが大バズりし、
「もはやマルチどころか詐欺やんけ」と炎上してしまったというわけです。

これだけだと(大量購入されたnote筆者は気の毒ですが)、
別に西野さんの凄さはそこまで浮き彫りにはなっていません。



自分がもっとも痺れた「リターン」ビジネス

ですが、そんな映画台本事件(事件?)をきっかけに、
いろいろな情報がぶら下がって流れてくるようになりました。

そこで知ったのですが、西野さん、
映画プペル絡みで大量のクラウドファンディングをやっています


・『映画 えんとつ町のプペル』を観た人とZOOM呑み会をしたい!
・映画『えんとつ町のプペル』の主題歌のカバー曲を、もの凄いクオリティーで作りたい!
・プペルの仮装をして、皆と記念撮影をしたい

などなど、単純な応援系から対話できる系まで様々です。

昔にはこんなのまであったみたいです。
(元ページが見つからないので転載ページですが……)

東京タワー個展を撤収できる権利。
(※西野亮廣は参加しません)

どどん。


この雪崩のように襲い来るクラウドファンディング一覧を見て、
さすがに自分は確信しました。

「おいおいおいおいおい……
 いくらなんでも天才すぎるだろう……

と。



アンチゆえに分析したくなる

ここまでを読んで、
「は?なんやこいつも西野信者かよキモ」
と思った方、ちょっと待ってください。

自分自身、西野さんのことは生理的にめちゃくちゃ嫌いです。

特に、昔に流れてきた
大学のスピーチでの一コマ。

これを見たとき、心底
「この時現役の近畿大学生じゃなくてよかった……」
と感じました。

なので安心(?)してほしいのですが、
どちらかでいえば自分は完全にアンチ側です

でも、アンチ側だからこそ、西野さんの天才的な側面が、
おそらくは”西野信者”の方よりも俯瞰的に見られるのではないか、と考えています。



話をクラウドファンディングに戻します。

最近巷で流行っているクラウドファンディングですが、そのどれもが成功(達成)しているわけではありません。
テレビやネットで目にする成功談以上に、多くの失敗案件がゴロゴロ転がっているわけです。

一方で、
西野さんのクラウドファンディングのページ、

見える限りで30案件ぐらいありますが、全て達成しています。

しかも達成額が100万、500万とかのレベルのものが、その数倍の額の支援を受けて達成しているんです。

つまり、見える限りの最近の案件だけでも、
数千万円レベルのお金が、支援者という”一般人”から、西野さん側へと動いている。


これは別に、プペルが凄いというわけではないです。

その証拠に、先ほどのサイトで「プペル」と検索すると、一般の人がミッション達成できなさそうなプペル案件がめちゃくちゃ出てきます。

https://silkhat.yoshimoto.co.jp/projects/search?keyword=%E3%83%97%E3%83%9A%E3%83%AB

凄いのはプペルじゃない。

凄いのは西野さん本人なんです。


さっきの炎上まとめだって、西野さん自身の個展を撤収する権利だったわけで、(おそらく)プペルは関係ない。

「西野亮廣という人物それ自体が、
プロジェクトを立ち上げただけで数百万円の
支援を集めることができるほどに、求心力をもった」

主の活動を芸人から絵本作家等に移されてから、
一体どのような活動をしてきたのか自分はよく知りません。

が、これは揺るぎようのない事実です。




金持ちになるために必要な力

西野さんがどのようにして信者を作り上げたのか。

西野信者はどのように西野さんに惚れ込んでいったのか。

アンチサイドの自分には分かりません。
こればっかりは惚れた人に聞くしかないです。

まあ、調べたらいっぱい信者の方のブログとか出てきそうですが、
そんなことは別にどうでもいいです。


映画台本事件の概要を読んで、クラウドファンディングの数々を見て改めて感じたのは、

こういうビジネスを考えられる人が金を稼げるんだ。
本気で金稼ぎしたいならこういうビジネスを考えなくてはいけない。

ということです。


例えば自分が絵本作家になったとして、嬉しいことにファンがいっぱいついたとして、個展の撤収をクラウドファンディングで募集できるだろうか?

自分には無理だと思います。
なぜならこちらが作業者にお金を払うのが”常識”だから。

絵本が映画化したとして、そのチケットと台本を好きな価格で再販してよいとサロンメンバー限定で販売できるだろうか?

自分には無理です。
なぜならチケットや台本は、しかるべき販路があるのが”常識”だから。

でも、そういう常識にとらわれている人は、
”常識的な範囲”でしかお金を稼ぐことはできない。

大勢の人から抜きんでるためには、そういった常識の殻を破ることが必須条件なわけです。
そして、西野亮廣はそれができる側の人間だった。

アンチがいっぱい湧くのも納得です。
抜きんでた人には得てしてアンチがつくものですし。




雑なまとめ

もし本気で金を稼ぎたい!という人がここにいるのであれば、西野さんの型破りなやり方の数々を調べてみると良いのではないかと思います。

ただ西野さんの真似をする、とかではダメですけどね。
それだと常識の殻を破っていることにはなりませんし。

西野さんのプロジェクトに全力で乗っかる、もダメです。

というか、それが(金稼ぎしたいなら)一番ダメだと思う。
それに乗っかって一番嬉しいのは誰ですか?という話です。


「”自分が考えた”常識破りのお金儲けのやり方」を考えて、実行してもらえればと思います。
もちろん、犯罪にならない範囲で。

…まあそれが簡単に思いついて実行できれば、
今頃自分もお金持ちなんですけど……。


おわり。

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