ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』感想②
4回目13日ソワレ S席通路前真ん中右寄り
5回目15日千穐楽観劇 A席右側真ん中あたり
13日の公演はベラール様とプペルに持っていかれた。
全体的には少し疲れが見えた回でもあった。
星のシーンはタイムラグがあって、やはり綺麗に見える場所とそうじゃない場所で感動度合いは違う。
舞台はいろんな場所で数回観る方が良いのかしら。
最近あまり舞台観れてないからその感覚も薄れていた。
一緒に行った方が配信チケット買ってたから劇場で観ようと考えてなくて、生で観れて良かったと言ってくださった。
誘って良かったなと思ったしやっぱり嬉しかった。
その方は右目の視力を失っていて、劇場入る時に暗いと言われたので、介助する。
階段で降りていくので、見えないのは想像以上に怖いだろうなと思った。
15日千穐楽はやはりこれで最後なんだという想いが劇場全体にあって、キャストもスタッフさんもお客さんも全力でその場を盛り上げ、感じ入っていた。
後ろの席で見る星のシーンが一番綺麗に見えてやはり泣いた。
もうこれで終わりなんだという想いも強かったけど、アンコールでその寂しさは自然に薄れていた。
公演終わりに、CHIMNEYTOWN USA社長のセトちゃんのサロンメンバーさんのオフ会に参加。
楽しすぎてミュージカルロスになる前に現実に戻ってこれたのも大きい。
その会の中でダンスの先生をされてる方の感想を聞いたのだけど、観る視点の違いになるほどなと唸った。
やはりエンタメの世界を知ってる方が感じ取るものと、素人が感じ取るものは全く違うんだなという感想を持った。
演出家目線を持ってるみたいだ。
私自身は体感重視なので、鳥肌が立ったり、涙が出ることがその作品の良さだと思ったりする。
自分にはない視点で観る方の話はやっぱり面白い。
そして、千穐楽では私の前の列に小さなお子さん二人のファミリーが座っていて、1人はお膝の上で観劇。
3歳か4歳ぐらいの男の子は一人で座って、どんどん前のめりに食い入るように観ていた。
後ろから観ていてこういうの最高だなと思っていた。
家族4人で動くとなるとチケット代が高いとなかなか足が向かない。
えんとつ町のプペルミュージカルはファミリーミュージカルだから、VIP席を設けて、ファミリーも行きやすい設計にしているという意味を目の前で見れて納得した。
子どもの目にはどんな風に映っただろうか。
幼い頃の体験は大きくなっても残っているはずだ。
ベラール様のシーンでは少し怖かったのかパパにしがみついていた
何より100分近い舞台をジッと座って観ていられるということが、その作品の素晴らしさを物語っていると思う。
そしてもう一つ、帰り際に聞こえてきた、70代ぐらいのご婦人の感想。
歩きながら「なんていうのかしら、パワーをもらったわ」とおっしゃられていたのが印象に残った。
圧倒的なクオリティが人を感動させるということを久しぶりに体感した2週間。
ミュージカルは日本ではまだマイナーな世界。
えんとつ町のプペルがファミリーミュージカルのスタンダードとして根付いたら良いな。
これからどんな風に仕掛けていくのか、世界戦をどう攻めていくのかも見守りながらこれからも応援していきます。
11月に入ってからの約1カ月は、応援する側もハラハラな気持ちになり、心配もあったけど、最後まで諦めず仲間たちを信じ抜き公演を成功させた関係者のみなさまに心から拍手を送ります。
感動をありがとうございました。
もっといろんなミュージカルが観たい。
ブロードウェイやウエストエンドの公演も生きてるうちに観てみたい。
そんな気持ちになった2週間でした。
楽しかった❗️
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