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病気との付き合い方

約25年前、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)を患った。
父方の叔母が発症していたので、遺伝もあったのだろう。
子育てや家事、嫁姑問題のストレスで表出した。

甲状腺の病気は血液検査で、ある値が下がるまでは服薬して治すしかない。
最初に通った病院はいつも混んでいて、症状もあまりよくならなかったので、別の病院に変えた。

通い始めて少しして、次女を授かった。次女を授かる前に一人流産している。
姑からは病気のせいだと言われたな。そういうことを忘れられない人笑笑

服薬中だったので、相談すると子どもが甲状腺の病気になる可能性が高いから薬を飲みながら産んだ方が良いと言われた。
薬の影響はそんなにないという先生の言葉を信じて妊娠生活を送り出産した。
臨月前に妊娠中毒症になり一時入院もした。

無事に生まれてきたけれど、次女は良く熱を出し、喘息を患い、アトピーも少しあった。
やっぱり薬を飲んでたからかもと自分を責めた。

次女を産んで数ヶ月経った頃、エコー検査で甲状腺にコーヒー豆ぐらいの腫瘍が見つかる。
ステージ3だったので、腫瘍を取るついでに甲状腺を小さくして、値を下げようという話になり、手術をした。

術後は薬を減らし、毎回血液検査をして、結果を見て、診察を受けるを繰り返していた。
完全治癒のない病気であると聞かされていた。
歳をとったら甲状腺機能が低下する橋本病にもなりやすいとも言われていた。

甲状腺の薬の副作用で体が浮腫み、体重が10キロ増えていた。なんとかしたいと思ってやったのは、服薬を辞めること。
薬を飲まないと治らない病気なのに、飲むのを辞めた。
手術後、値は順調に下がっていたし、薬もほとんど飲まなくて良くなっていたのもある。

治ると信じて過ごしてきた。
元の体重に戻すのに10年掛かった。
完全にデトックスできたわけじゃないかもしれないけれど、身体は軽くなったし、前よりも健康になった。
薬も飲み続けたら身体に蓄積する。
それらを全部出すには同じぐらいの年数が掛かる。

今は20歳の頃の体重になり、風邪も引かず健康に暮らしている。
薬はお守りぐらいの気持ちで、適度な食事と運動すること、頭を使うこと、睡眠をしっかり取ることをすれば、大きな病気はしないと思う。







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