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女性の使命

娘たちは5歳離れている。
その間に一人産まれるはずだった。
長女の時に特になんの問題もなく過ごし安産だったことで、気が緩んでいた。
当時2歳の娘を連れて年間パスポートでディズニーランドに友達と通っていた。
懐妊して安定期に入る前に一度出かけたことがあった。

その後の検診で心音が聞こえないと言われて。
すぐには信じることができなかった。
別の病院で診てもらっても結果は同じだった。
稽留流産と言って高い割合で起こるものではあるけれど、自分を責めた。
掻破の手術も術後の血の気が全て降りていくような感覚も二度と経験したくないと思った。
もっと自分を大事にしてというその子からのメッセージだったのかもしれない。

子どもを授かるのは当たり前ではない。

知り合ったママ友の中には、流産を何回もしたり、一人目を突然死で亡くしたり、死産を経験したりしている人もいて、2人を授かれたことは本当にありがたいことなんだと、話を聞くたびに思っていた。
けれど子育てしている時には忘れてしまうのが性だ。

今仕事で子供たちを観ていて思うのは、女性は子どもを産む事で使命は果たしているということ。
そのために子宮を持って産まれている。
さまざまな理由で子どもが産めない産まない人もいて、産んでるから凄いということでもないけど、人を一人育てるということは、想像するよりずっと大変なのだ。
それは健常であってもそうでなくても同じ。
病気もするし怪我もするし、親は常に気を張って生きている。
女性が働かなくても子育てができてた時代があったのに、いつから変わってしまったんだろう。
その歪みは必ず子どもたちや弱者に行く。

子どもを産まない女性も増えてる今、子どもを産みたいと思える環境づくりをしていくことが必要なんだろうな。
そんなことを日々思う。


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