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失敗しない旅は「成功」か?

先日、ふらりと関西圏を一人で旅してきました。城郭と京都の寺社を見たかったので。
今回は、交通、宿泊、食事、全てをスマホ頼りに動きました。移動もスムーズで、宿のチョイスも悪くなく、美味しいものにも巡り合えました。
何のミスもなく、快適な旅だったのですが、全てがスムーズ過ぎてなんだか物足りないのです。

若いころ、旅をすれば一つや二つの失敗談はあったはずです。もちろん今では、老成してますから、経験値による失敗の回避ということもありますが。

(昔の失敗を振り返る)
タイで迷子になった。イタリアで道に迷ってジプシーに囲まれた。アメリカで〇〇をやり過ぎて死にそうになった。アメリカン航空のパーサーと大ゲンカした。フランスで熱中症で倒れた。インドネシアでガイドにボッタくられた。
・・・たしかに外国での失敗が多いか。
国内では、北海道で後続車に煽られた。見に行ったお城が工事中だった。京都で台風に遭いホテルから出られなかった。沖縄で変なものを食べさせられて吐き続けた。(そもそも国内旅行が少ない)
以上。不可抗力もあるが、スマホがあればしなくてもよい失敗も多い。

しかし、そんな失敗は、自分にとって財産でもある。語れるし、アドバイスもできるし、少し賢くなっている(はず)。

今回のようにノーミスの旅はストレスはなかったが、爪痕のようなものもない。
旅というのは、どんどんこうなって行くのでしょうね。
先般、息子も単身フィリピンへ行ってきたのだが、スマホのお陰で何一つ怖い目には遭わなかったそうだ。少しくらい遭ってもよいのに(笑)。

何だか、旅もつまらなくなってきましたねー。
あ、でもスマホなくしたら、一巻の終わりですね。

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