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新しい出発 気持ちの準備

父親を亡くし、世の中の一般的な段階的にやらなければならないことをしっかりと行った。

遺族からすると怒涛のような濃密な時間を波にさらわれたかの様に過ごし、最終的には無人島の海岸線に漂着したかの様な放心状態でひと段落を迎えます。心の準備の有無の度合いは差はあるかもしれませんが、私の場合は亡くすという覚悟がまだ整っていなかったので尚更時間の流れは急激な流れで襲ってきました。

ひと段落した後の虚無感と毎日位牌や写真、骨壷に話しかけては故人との会話を一方的に投げかけては1日の時間がすぎるとともに現実的に名義変更だ、口座凍結だ、保険だ…という世の中の残された者に対しての保護を受けるための手続き、手続き、手続き。

それとは逆のベクトルで故人が持っていたもので持っていると負担が増えてしまうものもあり、そういったものの解約、解約、解約。

気がつくと初七日を迎え故人を偲ぶ準備。

親を想い、最も濃い時間を過ごすのはもしかしたら亡くなった後なのかもしれない。
ただ、そこには反応や返事のない一方通行なやりとりではあるが…

いつも頭に思い浮かぶのは、
寂しいと同じ量のありがとう。

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