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矢沢永吉から学ぶ人生論



「人生というのは、失うものを増やしていくゲームなんだ」

どなたの名言かご存知でしょうか。


人生をゲームと称したり、「得る」ではなく「失う」という一見ネガティヴな言葉を選ぶあたりにとても秀逸さというか深さを感じます。

これは

シンガーソングライターの矢沢永吉さんによる言葉です。

この言葉の中には文字通り「人生」が詰まっているなと感じております。


この名言の中、肝の部分は間違いなく、

「失うものを増やしていく」


という点ですよね。


違う言い方をすれば、手放し続けろ。といったところでしょうか。


ただ、

手放し続ける = モノが減る 



という捉え方は違うのかな。と思います。その捉え方だとこの言葉の力強さが半減してしまうと思います。


また、矢沢さんは別の機会には


「いつの時代もやるやつはやる。やらないやつはいっくら言ったってやらねんだよ」


と挑戦に対して核心に迫るとてもシビアなことも仰られています。


ここから感じるに「手放し続ける」という発言の裏には「持ちすぎるな。」「シンプルに生きろ」という意味だけではなく、


過去や立ち位置に固執するな。そんなもの捨てて挑戦に目を向けなさい。

という意志の現れだと思います。


つまり「捨てた数」が「挑戦の数」に繋がるのです。


もう一つ、「失うものを増やす」上で忘れてはいけない前置きとしては

持ってもいないものは「失う」に繋がらない。

という点です。


一度もインスタグラムのアカウントを作ったことが無い人間がアカウントを失うことはありえません。

つまり失うものを増やすには一度手にするプロセスが不可欠なんです。


この前提を踏まえた上で矢沢さんの言葉を見返したとき、その言葉の情熱とアグレッシブさに気づかれると思います。


人生」は「失うものを増やす」ゲームなんです。


勝手ながら私なりの見解で変換させていただくと

人生」は「今に固執する事なく手放し続け、新しいモノを追い求め続ける」ゲームなんです。


これだけでも充分お腹いっぱいなほどステキな言葉だなと感じているのですが、もう一つ言わせてもらえるならば


手放した数は次の世代のチャンスに繋がります。


ただ手放すだけではなく、教育と共に次の世代に渡すことができればそれは遺産になり新しい芽の成長になります。


つまり矢沢永吉さんのこの言葉の中には自分軸的な「自らの成長」だけではなく周りや次世代の成長や機会の提供にも繋がる深い意味が込められているのではないかと感じております。


もし、宜しければこの解釈を感じながら改めてこの名言を読み直していただきたいです。



そして「人生」へのこの壮大な情熱をすごく淡白かつシンプルな一文で表されるセンス、そしてそれらを「ゲーム」だと言い放つ軽快さをぜひ感じていただきたいです。


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