ぜんぶ大切な「気持ち」
こんにちは!急に寒くなりましたね…🧊
みなさま、体調にはくれぐれもお気をつけください🤧
今回は「感情」について考えてみました!
それぞれ違う「気持ち」の大きさ
みなさんは普段、どんな気持ちになることが多いですか?
どんな出来事にも動じずに前を向き続けられる人、すべての出来事を深く考え感じる人、いろいろな人がいると思います。
かくいう私は、湧き上がるひとつひとつの感情がとても大きい人間です。些細なことについて考え込んだり、絶望したり、反対に小さなことに幸せを見出したり…。感情の鐘が鳴らされた時、余韻がずっと残るイメージです🫨
ドラマチックとも大袈裟とも言えますね(笑)
このような活動をしていると、社会が変わらないことに関して怒りやもどかしさを感じることは避けられません。こんな感性の持ち主の私にとって、変化の遅い社会と向き合い続けることは、とっても疲れる作業です。
『インサイド・ヘッド』
ところで、ディズニー&ピクサーアニメーション制作の『インサイド・ヘッド』という映画をご存知ですか?
(ご存知ない方はこちらをどうぞ!)
その続編、『インサイド・ヘッド2』のティーザー予告編が、先日初公開されました。
10代になったライリーの頭にはお馴染みの感情(ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ)の他に「不安」という新たな感情が生まれ…というストーリー。どうやら、思春期の多感さや混乱を表現した作品になるようです。
(ティーザー予告編はこちら💁)
ポジティブ=正義…?
フェミニズムの活動をしていて、日常生活で疑問を持ったことに関して声を上げると、感情的に騒いでいる幼稚な人、というような扱いを受けることがあります。
「怒っても仕方ないでしょ?」
「そんな口調だと誰にも聞いてもらえないよ」
「そんなこと言っても変わらないよ」
「文句ばっかりで不幸になるよ」
などなど色んなことを言われてきました。
そして、私もそれを信じてしまっていた部分が。だから、怒りや悲しみ、不安といった感情を抱いてしまう自分をあまり好きにはなれませんでした。
だから、『インサイド・ヘッド2』の予告編を観た時、なぜ「ネガティブ」であるはずの感情が続編の段階でまだ残っているのか、不思議に思ったんです。
ハッピーエンドにするなら、ヨロコビだけになっているはずだと。
でも、それぞれの感情(カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ)を抹殺するなんて残酷すぎる!
そこで、この映画が伝えようとしてくれていたことに、公開から8年経った今、ようやく気がつきました。
「この映画、全ての感情が大切で愛おしいということを何年も前から教えてくれていたのか…!」
いまに繋がる過去の「気持ち」
考えてみれば、怒りや悲しみなどの「ネガティブ」と言われるような激しい感情がなければ今の自分はありません。
私をフェミニズムの方へ向かわせたのは、「女の子なんだから…」と言われてきたことへの怒りや悔しさがあったから。
素敵な友人に恵まれて喜びや幸せを感じるのは、人間関係で悲しい思いをしてきたから。
そして、私たちが生きるこの社会があるのも、人々の怒りや不安が原動力となって、絶え間なく変化し続けてきたからこそ。
すべての感情は未来に繋がるものだと思うと、社会に怒る自分も現状に悲しむ自分も大切に、ひとつひとつの感情と真摯に向き合っていきたいと思えます。
無駄な感情なんてない。
ポジティブもネガティブもない。
この学びから、また少しだけ自分のことを大切にできるようになった気がしています😌
(ありがとう『インサイド・ヘッド』!)