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ものかきになりたい話

もうサンタさんとも長らくご無沙汰なクリスマス、前からずっと気になってたnoteを始める決心。
おしゃべりが大好きで、発信したいな〜なんて考えることはあったけれど、特に書き続けられる話題も浮かばず先送りしていた。

幼い頃、学校の宿題で出された日記は長く書ける方だった。
小学校の卒業文集、割り当てられたページはわずか1ページ。将来の夢についてパソコンで打ち込むと、読みにくいくらい文字がくっついていた。
中学校では送辞も答辞も読ませてもらった(同じ人が両方やるのはさすがに目立ちすぎでは…?と自分でも思うが。)
高校では、大学受験が終わった後に合格体験記を書かせてもらった。
みんなの嫌いとわたしの好きが一致して、何かを書いたり人前で話したりする機会をたくさんいただいている人生だなあと感じている。

しかし、全てが思い通りにいったわけじゃない。
大学ではオンライン留学の体験記を書いた。
大学のサイトに、名前も顔もしっかり載るやつ。
その文章が今でも気に入らない。
私は硬質な文章を書きたかった。
しっかり学んで、成長した後の自分を誇示したかった。
オンライン留学で、少し強くなった自分を表したかった。
でもそれは求められる文章ではなかった。
心情を「」にいれて書くような文章が求められた。
「!」「わぁ」「だなぁ」が求められた。
本当に嫌で嫌でたまらなくて、自分の文章が自分の文章でないように感じた。(強制的に訂正され、最終的にはもはや承認するだけの立場だったのだから、実質自分の文章ではないのだけれど)
訂正してくれた方の価値観を否定するわけではない。
それでもやっぱり、自分の文章の自分らしさを崩したくなかった。
今でもその体験記を読むと、ああこれはわたしではないんだな…と恥ずかしさを覚えるほど。

今まで何かを書いたり話したりしてきた21年間。
ここにきて、
もっと発信したい。
もっと聞いてほしい。
もっと形にしたい。
そんな思いでnoteを始めた。

この文章が誰かに届くのだろうか。
私は書き続けることができるのだろうか。

この文章がどういう形で残るかわからない(黒歴史になるかもしれない)一抹の不安はあるけれど、まずはスタートできた喜びで満たされていたいなと思う。

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