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腹で生きる!

人生には伏線とその回収があります。
私自身、後から振り返ってみて
〈あぁ、あの時のあれはもしかして〉
となることがとても多いです。
自分にしかわからない小さな気づき。
伏線が敷かれてから回収までの時間は、
すぐの時もあれば年単位でやってくることも。

また一見すると最悪な出来事も、
〈それがあったお陰で今こう在る〉と
後々になってから思えたりしますね。
捉え方で過去の出来事の印象が変わるわけですが、その転換点がやってくるタイミングもまちまち。
そのきっかけは自分自身が作り出すこともあれば、人が持ってくることもあります。
未来の自分が過去の出来事の意味を変えてしまうなんて面白いです。
これもまた、過去の嫌な出来事は単なる伏線だったかもしれないと考えることもできるわけです。
未来の自分が過去の自分を救う感じがしますし、また時間の流れがその時だけは未来から過去へ流れたような気もします。

coopeezというバンドの「テレパシー」という曲に
【僕はこれからの人生を賭けて 僕は今までの人生を救うのさ、あぁ僕よ 今助けにきたよ】
というフレーズがあります。
この歌詞がずっと好きで、人生って本当その通りだよなぁと思うわけです。


地球は行動の星だそうで、
動いてみないことには変化を起こせないそうです。
受け身ではなく自ら動くことで変化をもたらす。
どのタイミングで動くべきかは、
自分が一番よく知っていますよね。
心が動く時。そして心が動くもの。
そういう時は必ず背中を押される感覚があり、
行け行けと囁く声が、自分の中に聞こえる気がします。でも頭で考えてばかりだと、その声を拾いにくくなるのです。

『頭で考えてはいけません。
頭で考えると損得勘定で動いてしまいます。
胸で考えてもいけません。
胸で考えると感情に流されやすくなります。
ではどこで考えるのか?
それは、腹(肚)で考えるのです。』
美輪明宏さんのお言葉だとか。
なるほどです。

慣用句を見ても、
腹を据える
腹を括る
腑に落ちる
腹を割る
腹を決める

昔の人はうまいこと言いますね。
先人たちが当たり前に持っていた感覚を、
現代を生きる私たちは忘れてしまっているのかもしれません。

人間の器官の中で最も賢いのは腸だそうです。
脳は一番バカなんだとか。
バカというと語弊がありますが、脳がフル回転しようもんなら私たちの身体はパンクしてしまうらしいので、脳は怠けているくらいがちょうどいいのかもしれません。
不安や緊張でお腹が痛くなったり、お腹を壊しちゃったり。腸と心は直結している感じがしますね。
腸、つまり腹。
自分の腹に聞いてみて、
嫌だよって返ってきたことは出来るだけやらずにすむように。難しい場合もあるけど、
自分の中の羅針盤として持っておくのは大切だなと常々思うわけであります。
腹からの声を拾えないと、伏線をそれと気づかず回収できないままかもしれません。

そして、

なんとなく楽しいこと
なんとなく嬉しいこと
なんとなく簡単にできちゃうこと
なんとなくスムーズに運ぶこと

そのメッセージをちゃんと拾うことができますように。忘れただけだからまた思い出せばいいんです。私もあなたも。

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