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木はともだち

大きな木が好きです。
近所の神社にある御神木がきっかけで、
大きな木々の持つ包容力の虜となりました。
その御神木、今はロープが張られ直接触れ合うことはできなくなりましたが、昔は自由に立ち入って両手でハグなんかもできました。

大好きすぎてしんどい

どうです?立派でしょう?
この木のそばに立つと胸が高鳴ります。
これはもしかして、恋。
そんな気さえしてしまうほど、この木に会うとたまらなく嬉しくなります。
新月と満月の日には神社にお参りするのを習慣にしているのですが、この木に会うために通っていると言っていいかもしれません。
私のこの想い、届いてるかしら♡

そんなわけで、出かけた先でも大きな木々を見ると喜びます。
去年訪れた伊勢神宮などはもうパラダイスでした。大切にされているのがひしひしと伝わり、そんな森の姿もまた嬉しくて。
兵庫県にある保久良神社の隣にあった森も素敵でした。一人でしたが、思いっきりハグしたまま数十秒‥。たまに通り過ぎる山歩きのおっちゃんにチラ見されながら。


植樹。
よく聞く言葉ですが、
人間の手によって植えられた木って実は孤独なんだそうです。
古くから自生している木々は周りに立つ者同士でネットワークを形成し、そのネットワークを通じて情報を交換し合うそうです。広く張った根を通して時には他の木に自分の栄養を分け与え、助け合いながらがら共生してるんだとか。葉を茂らせ合うことで過剰な日差しを遮ることもでき、地面の温度や湿度が常に快適な状態に保たれるんだそうです。
自然のシステムって本当にすごい。
あと、害虫がやってきたら周りの木に知らせたりもするそうです。

人工的に植えられた木々がこういったネットワークを獲得するためには100年以上かかるらしいので、人の手による伐採は本当によく考えて行わないといけませんね。

真夏の盛り、
直射日光があたる場所と木陰の下の温度差に驚くことがあります。
木はただ黙ってそこにいるけど、
本当はいろんなことを知っているんじゃないかと思う時があります。

「おおきな木」という絵本をご存知ですか?

切なすぎて温かすぎて、もう無理!ってなります。
胸が苦しくなります。
でもとても素敵な絵本です。
原題もいいですね、The Giving tree

子供と木のお話として描かれていますが、あらゆる関係性に置き換えることができそうです。
無償の愛、ですね。
私たちをいつも包んでくれる自然からも同じようなものを感じとれる気がします。

どの角度から見ても美しい

大好きな木のそばにレジャーシートを敷き、座ったり寝転んだりしながら一日中眺めていられたら幸せだろうなぁと思います。
地球最後の日がやって来るとしたら、そうやって過ごしたいかもしれない。


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