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高齢者のペット飼育放棄について

NPO法人「みなしご救援隊 犬猫譲渡センター」
は、一般家庭でやむを得ない理由などで飼育できなくなったペットを保護している。2004年から21年に保護したおよそ3200匹のうち、8割以上が高齢者による飼育放棄が理由だ。

高齢化に伴うペットの飼育放棄があまりにも多いとのことですが、最後までペットを飼えない人は、そもそも飼い始めちゃダメだと私は思います。

高齢者にしても、平均寿命や自分の持病を考えてからペットを飼い始めるべきです。もし不安があるのなら、そもそも飼わない方がいいでしょう。

問題は飼い主だけでなく、ペットを売る側にもあります。養子縁組や里親の審査の際には経済力や家庭環境、受け入れる側の体力、喫煙の有無まで考慮されるのに、ペットを売るときのハードルはあまりにも低いと言わざるを得ません。子供もペットもどちらも大切な家族なんだから、責任をもって最後までお世話をできる人にしか預けちゃダメだと思います。

ただ、ペットを飼うことが認知症やフレイルの予防に効果的で、寂しさを埋めてくれる存在だということも事実です。だから高齢者のペット飼育を一律で禁止するんじゃなくて、自分が病気・ケガで飼えなくなった時もペットの面倒を見てくれる保証人のような人がいれば、ペットの飼育を認めるというようにすればいいと思います。

もしくは「LOVOT(らぼっと)」のような次世代ペットを飼うのも良いでしょう。らぼっとは抱き上げるとほんのりと温かく、名前を呼ぶと近づいてきます。面倒なお世話は必要なく、自分が病気・ケガで病院に移る時にも、誰にも迷惑はかけません。ペットを飼いたい高齢者の方は、一度らぼっとを飼うことも検討してみると良いと思います。

「生き物は最後まで責任を持って飼う」という当たり前を実践して、殺処分される犬・猫をゼロにしましょう。

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