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これからの結婚式のカタチ

「10年近く一度も会ってないのに、いきなり結婚式だけ呼ぶのはどうなんだ。結局行ったけど、新郎新婦の自己満過ぎて本当に最悪」
この投稿が3万いいねの反響を呼んだ。ツイート主であるこじらせOLさんに聞くと、仲間内の余興・ペラペラのお肉・引き出物のカタログギフトは在庫切ればかりといった内容で「なんであの結婚式に3万円も払ったんだろうってちょっと後悔していて…」と話した。

結婚式に対する不満を綴ったツイートがバズっているそうですが、このツイーツを見て「結婚式はコスパが悪いと思っている人が増えている」という確信をもちました。そして今後は「家族婚」と「パーティー婚」の二極化が進んでいくと僕は予測しています。

「家族婚」というのは両親や兄弟姉妹だけを招待する結婚式のことで、「パーティー婚」というのはご祝儀はなしでも良いから沢山の人を呼んで、みんなで盛大に楽しむ結婚式のことです。

結婚式というのは、「関係者に結婚したことを伝える」「親戚や友達が一同に集まる場をつくる」「自己満足」という役割があると思いますが、「結婚したことを伝える」という点においてはSNSで十分です。「みんなが一同に集まる場をつくる」という点においても、それはグループチャットで実現していて、あとは身体性が伴うかどうかという違いしかありません。

そうなると残る目的は「自己満足」だけで、それだけのために呼ばれた参列者はたまったもんじゃありません。ご祝儀はもちろん、服装や小物を準備して、日程もあけて、移動も自腹なんですから。ここまで苦労して行った結婚式が、本人とその家族のためだけのものだったら、コスパ最悪です。

だからこそ今後は「家族婚」と、ご祝儀なしで参加できる「パーティー婚」が主流になっていくと僕は予想しています。パーティー婚は、沢山の人が来てくれて盛り上がることが大切だと思っている人がやればいいでしょう。ご祝儀なしなら、もっとカジュアルに参加できるだろうし、参列者から不満も出ないと思います。

結婚式は大きなライフイベントですが、時代とともに形が変わっていくのは当たり前で、結婚する人も参列する人も、みんなが幸せな結婚式が増えることを願っています。

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