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[ニュース解説] 年収の壁、企業助成50万円 従業員の保険料穴埋め、年内にも

わんこふが注目の最新ニュースを解説します。今日は以下の3本です。


【1】年収の壁、企業助成50万円 従業員の保険料穴埋め、年内にも

<<解説>>
現行の制度では年収が106万(年収の壁)を超えると社会保険料が自己負担となり、むしろ年収が下がってしまう。そこで年収が106万を超えた従業員に、社会保険分の手当を払った企業は、政府から助成金がもらえるようにする、というニュース。しかし、従業員に手当を渡したことを証明する手続きが発生するし、助成金も期間を限定して行われるので、効果は限定的だと思う。人手不足の問題を根本的に解決するためには、移民の積極的受け入れが必要なのではないか。

【2】ヤマダデンキで三菱自動車のEV販売 店頭で値引きも

<<解説>>
ぶっちゃけEVはバッテリーとモーターに、タイヤとボディがついてるだけなので、これまでのガソリン車と比べたら、かなりシンプルな構造をしている。だから、「新しい家電」といってもあながち間違いじゃないし、今後もEVの値下げは進むと思われる。ヤマダデンキの店頭EV販売は意外と良いのではないだろうか。

【3】「転職決まればお祝い金」は違反行為、実態調査へ 医療・保育の分野

<<解説>>
人材紹介業者がお祝い金を出して転職を促すことは、すべての業種において職業安定法で禁止されている(ただし罰則はなし)なのだが、実際にはお祝い金が横行している模様。転職が活発になり、人材の流動化が進むのは良いことだと思う。しかし、人材の流動化は、労働者が新たな成長産業に流入するから意味があるんであって、同じ業界で人がぐるぐる回っていてもあまり意味がない。その意味で言うと、介護や保育などの特定の分野だけで、お祝い金をドライビングフォースとして転職が繰り返されているのだとしたら、本質的な付加価値の増加には繋がっていないので取り締まるべきだと思う。

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