外資IT歴7年のワニが英語学習を振り返る
どうも、最近転職して、100日後に試用期間(probation)が終わる予定のワニです。
どこかのワニのように死なないように祈ってください。
さて、この業界にいると常に英語学習についての話題がよくあがります。
みんなどんな勉強してんねんやろと思いつつ、久々の投稿は、私(以下拙鰐)が8年前に経験した語学留学と海外就労時代を振り返りながら、英語学習について書こうと思います。
初めに拙鰐(拙者)のプロフィールを紹介します。
拙鰐は、新卒で某外資ITに入社し、最近同業に転職して、ずっと営業をやっています🐊
タイトルがグローバルアカウントマネジャーな時代は、HQが日本のアカウント担当でしたが、業務の6-7割が英語を使うような状況でした。
現職では特定業界のドメスティックとグローバルのアカウントを担当しており、3-4割は英語を使うような状況です。(心の声 : 引き継いだPipelineが嘘だらけじゃあ)
ことに英語に関しては、大学を休学して海外でプラプラしている時期に基礎をつくって、仕事をしながらブラッシュアップしていった感じです。
業務上での英語は慣れの側面もあるかと思いますが、読み書き聞くべしゃるの基礎な部分はある程度再現性があるんじゃないかなと思い、ギブラブ*の精神で寄稿する次第です。
*ギヴラヴ : Give and take give and loveの略、情けは鰐の為ならずという拙鰐の人生哲学の1つ
その基礎的な部分ですが、拙鰐は某アジアの国に2年弱滞在したことがありまして、語学留学→現地インターン→現地就労(VISAとって現地企業に)といった活動を通して固めました。金はかからずむしろ出稼ぎをしてきた豪鰐です。
コンプラ違反だらけの現地人数十人をマネジメントするという波乱万丈愉快痛快クロコダイル浪漫譚はいつかさせていただくとして、
今回はその海外時代の最初にどんなことをして、その後に受けたTOEICでどのくらいのスコアをとったのか書きたいと思います。
本記事については、むかーーーーし拙鰐がアフィリエイトで稼ごうと、個人ブログに寄稿して累計10万PVを賜った記事から大部分を引用してます。文章が若々しいかもしれません。
ということでねちっこい前段はここまで。本文はここからです。
下記の目次でお送りします。拙鰐、心の撃鉄を起こします。
海外滞在をはじめるまでの英語力
拙鰐、某国に上陸する直前まではぴちぴちの22歳でした。
その時点でのTOEICのスコアは300~400くらいです。モックテストの結果がこのくらいだったかと思います。
ちなみに一般入試組だったので、大学受験においての英語の基礎はあった気がしますが、大学1~2年の間にお酒とともにしっかり忘れました。
一応出国前に、Forestという文法の参考書を5ページくらい読んで満を持して旅立ちました。懐かしいネ!
(とはいいつつちゃんと現地ついてすぐに読みました。ここからの内容はこの本レベルの文法知識がある前提です)
海外滞在初期にどんな課題に直面してどのように対策したか
上記にあるような初級レベルのまま某国に乗り込み、最初は3か月ほど語学学校に通いました。
語学学校あるあるでいうと、一番最初にテストを受けるのですが、
現地人のテキトーなテストを受けた結果は6段階あるレベルの中の下から2番目。Beginnerの烙印をここで正式に押されるわけです。
SpeakingとListeningが全然できてなくて、ReadingとWritingがけっこうできてる典型的な日本人の結果となりました。
その後、授業を受けて実際に英会話をする際にぶちあたった問題点が5つくらいありまして、この問題点とテストの結果を元に勉強方法を確立していった形です。
以下に当時の口惜しさと切なさを思い出しながら、つらつら書いていきます。忍びねえ。
課題1、くそボキャブラリー問題
ボキャブラリーが足りなくて会話が詰まる問題。
日本語での表現は浮かんでいるのに、英語での意味がわからない。単語だけでなく熟語やイディオムの意味もわからないことが多い状態です。
課題2、くそ発音問題
日本人の発音すぎて、相手が何回も聞き返してくる問題。
発音の違いで失礼なこといって注意されたことも。
例えばSit downという英語をまんま日本語の発音でいうと、Shit downと言いがちなのですが。
座って!、じゃなくて、糞しやがれ!という意味になってしまうわけですね。
ちなみに拙鰐は最近(2023年5月)、姫鰐にshit downされた事件があったわけですが。。。(ツイートを参照)
課題3、くそ耳問題
単語だけなら理解できるが、センテンスになった瞬間、口語で音のつながりや省略が生じるのでどんな単語を組み合わせているかわからず、意味を理解できない問題。
空耳英語なんて言いますが、センテンスになると音のつながりや省略で全然意味の分からん日本語に聞こえたりね。
(例)
"How much?"「はまち」
“Can you ski? “「巨乳好き?」
“Come here!”「神谷ぁ!」
"What time is it now" 「掘った芋いじるな」
“What's your name?”「わっ、強いねぇ~」
課題4、くそ優等生問題
文法気にしすぎたり、完璧な答えを伝えたいために考えてから物を言うようになるため言葉のキャッチボールがスムーズにできない問題。
黙り込むもつらいので、考えている間に、ahhとか、wellとか、ちょっとイキってyou knowとか
いわゆるFiller wordsを連発するわけですが、you know言いすぎて、相手に語気荒めにI know!!!と言われた時の絶望たるや。
課題5、くそナイーブ問題
ネイティブならまだしも現地人に対しても英語で話しかけようとする前に心の準備が必要になる問題。要は自身がなくて会話になっても相手に迷惑をかけないかなどなど考えてしまう問題。
ということで、課題については以上です。
まとめると
ボキャブラリー、発音、リスニング、完璧主義、メンタルの問題があったわけですね。
これらの問題に対し、拙鰐は以下の対策をしました。
対策1、発音の基礎を叩き込む
発音についてですが、実は
それを知った当時の拙鰐はそんくらいなら覚えてしまえと、テキストを使って発音のパターンを全て頭に叩き込みました。使用したテキストは「英語耳」です。
これ1日で終えられたから即効性が抜群。その後はCDを繰り返しでやるだけで発音の基礎が身につきます。発音記号も読めるようになるので便利。
こうなれば英単語ググっても正しい発音でインプットができます。
対策2、音のリエゾンを叩き込む
単語では聞き取れるけど、文章になった瞬間何言っているかわからん状態は前述のとおりですが、
なぜセンテンスになった英語がききとれないかと自分なりに自問自答し見つけた答えが「音のリエゾン」です。
これは音と音のつながり、例えばGet it ゲットイット → ゲリッみたいにつながっちゃうやつ。文字で書くと下品ですね。すいません。前述の事件を思い出してつらくなってきました。
これも良い参考書がありました。「リスニング大特訓」という参考書です。こちらある程度やったら、発音のパターンみたいなものが身についてきま
す。
ちなみにそのあとはアメリカの発音を極めるためこちらの参考書を使いました。
「American accent training」も有名ですが、記載されている発音記号IPA(International Phonetic Alphabet 国際音声学会が定めた正式な発音記号)ではないので、英語耳で学んだ発音記号が活かせません。なので、IPAの発音記号が載っている「Matering American Acccent」がおすすめです。
対策3、ボキャブラリーを増やしつつ、発音の練習もする
発音について学んだら、次はそれをいかに定着させるかです。
語学学校の授業で意識して発音していれば、もちろん定着するだろうと考えていました。
しかし、いち早くネイティブみたいにかっこよく話せるようになりたかった拙鰐はボキャブラリービルドと一緒にやってしまおうと考えました。
発音以前にボキャブラリーの不足感をひしひしと感じていた拙鰐は日本人にはおなじみの「Duo3.0」を使ってボキャブラリーのビルディングに日々打ち込んでいました。そこに発音練習を取り入れてみたら、良い感じで勉強方法の完成しました。
「Duo3.0」についての解説をします。
こちら、単語だけでなく熟語やイディオムまでカバーしている単語帳です。この単語帳、高校の受験時代から知っていましたが、実際に使用したことはありませんでした。この単語帳は受験用ではなく普段使いでも十分使えるような内容が満載されています。故に英会話初級者はある程度の基礎英単語を叩き込んだらDuoをやると良いと思います。
別売りでCDが2種類販売されていますが、復習編がすごい。たった1時間で参考書に載っている全ての単語の例文を聞き終えられるんです。もちろんネイティブのナチュラルスピードでです。
基礎編CD↓
復習編CD↓
拙鰐のやり方は、下記の4 Step。
1、セクション毎に、例文を軸に載っている単語・熟語・表現を覚える(発音記号も)
2、発音を意識しながら、口に出して読んでみる
3、日本語をみて即座に英語で言えるようにする。
4、音声に合わせてひたすらシャドーイング
このやり方、毎日数周しました。
(6/5訂正 ある程度セクションを定めて、重点的に数周してました。さすがに一冊丸々はきつい。。。)
慣れてきたら4のシャドーイングを1時間ぽっきりぶつぶつとつぶやくだけです。
結果として、予想しなかったTOEICの得点に加えてローカル新聞が7割くらい読めるようになりました。リスニングについてはまわりの言っていることはほぼわかるようになってきました。
対策4、とにかく自信を持つ。
個人的に、ある程度の実力がある人が英語が話せないのはこのメンタルの問題があると思います。特に日本人。数ある生徒をみてきて、みんな自信ないし文法気にしまくってる印象があります。ネイティブに話すときなんかびびっちゃってる人もいました。
そんなときに欧州からきて人たちをみていると、自信って大事だなと思いました。彼ら我が物顔で自信満々に英語を話すんです。間違ってるとか関係なしに。でもどんな国籍ともしっかりコミュニケーションとれているんです。
英語を話すときに一番してはいけないことは、自信を失いオドオドして小さくてボソボソした言葉を発してしまうことです。
これ、スピーカーの説明重視の欧米だと完全に失礼だし、大したことないやつだと思われます。リスナーの解釈重視の日本の価値観のままでは良いコミュニケーションはとれません。
このことを知った拙鰐は、現地の街を闊歩する韓国人のような我が物顔とロシア人から学んだ断固とした自信を生活にとりいれていきました。戦争は反対です。
※発声の話
ここではさみますが、英語と日本語は発生の仕方が違います。
日本語は、息を前に吐き出して、口先でしゃべる言語です。
喉にも力が入っていて喉がせばまっています。
英語は、息だけで作る無声音があったり、息を摩擦させたり、短くするどく出したりして音を作ります。また口内や喉で共鳴させたり、息を鼻へ送る鼻音などもあります。
結構たくさんの息の量が必要らしく、うまく共鳴させるためには、喉のあたりはリラックスさせ、喉を広げるため腹式呼吸で話すイメージです。
英語話すとき、これ意識すると発音しやすいのに加えて、声低くダンディな感じに聞こえる気がします。ホラッチョ的な?
対策5、完璧を求めないメンタルセット
くそ優等生な自分ともおさらばすることにしました。文法気にしすぎたり、完璧な答えを伝えたいために考えてから物を言うようをやめることにしました。
とにかくべしゃる。小さいことは気にしないでワカチコ。
当時は昼は授業 or 労働、夜は毎日のようにキャバクラ的(知っている人は知っているゴーゴーバー)なナイトスポットでチャンネーとべしゃりまくってましたが、まあ仕上がっていきます。
夜の英会話での成長、あると思います!!!!!
あとは下記について、8年前の某ブログでは記載してましたが、このあたりはまあ人によるところです。脳内変換なんて自覚そんなできるもん?って今では思いますな。
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あとは、Duoのおかげである程度リスニングができるようになったら、あとは自分が話す際にどれだけすぐ返事するかです。どう早くしようかとか瞬間英作文的に考えていたのですが、途中で日本語はさまないのが一番早いじゃん!という発想になりました。
そこから必死で英語脳にすることに専念しました。
その最中、なんとなく自分の考えていることを客観的にみてみたらけっこうイメージって大事だなって思ったんです。そこからボキャブラリーはイメージで覚えるようにしました。
イメージで考えられるようになってきたら、考える内容を頑張って英語にしてみます。英語で独り言を言いまくるようにしました。
はたからみたら完全におかしいひとですが独り言作戦のおかげで英語でものを考えることがちょっとずつできるようになりました。そして英語で夢をみたらもうけっこういいところにきています。
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以上5つの対策をまとめると
発音 ✖️ Duo3.0 ✖️ 自信 ✖️ (英語脳)
これが勉強方法のまとめです。
ちなみにTOEICの対策は「はじめての新TOEICテスト 全パート総合対策」 を1周しただけです。
TOEICの基本情報を得るだけならこの本で十分。この本が終了したらあとは模試をやるのみ。
海外滞在初期のTOEICスコア
人生で初めてのリアルTOEIC試験をたしか滞在3-4か月目くらいに受験しました。
結果は、750点でした。(400点いかないくらいから350点以上のスコアアップ)
自分は700点くらいいけばいいと考えていたかつ、
ほとんどTOEIC専用の勉強ではなく、英会話の勉強をして獲得した得点なので、けっこう満足してました。
そんで、その後は仕事ばっかりしてましたが、たまに受験するTOEICでは800点を下回ることがなくなりました。最終的に900点くらいとって就活してた記憶です。
おわりに
ということで、タイトルで外資IT歴7年とか書いてましたが、それ以前の海外滞在してたときにどんな勉強を最初したかについて書きました。
仕事でどのように英語を維持してたとか、ブラッシュアップ(とはいいつつ、できてる気はしてない)したかはいつかまた書きたいと思います。
弊業界は英語ができないとマネジメントへの道が困難になる認識なので、時間のある時に英語やっといてよかったとは思いつつ、ある程度体系的な学習メゾットがあれば働きながらでも身につくなあと今では思います。
実際に前職では、海外経験なく日本で英語をブラッシュアップして、海外支社や本社にリロケーションしたりする人たちをみてきた(まじで鰐なんかより全然英語うまかった、、、)ので、要は本人のやる気次第だなと思っています。
本記事はあくまで拙鰐個人の勉強方法の振り返りですので、今では巷で溢れている学習メゾットの何かのほうが効果がでるかもしれません。しかし実際にこの経験を通して今日の拙鰐があるので、再現性があるといいなあなんて思っております。
この記事がどこかのだれかに役立つことを祈りつつ、魔都東京の湾岸にある一室より、水モクをふかしながら。
おわり。
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