見出し画像

質問いただいたことを本気で考える

しれっと設置しておりましたなんでも質問箱。

読者のみなさんの質問からnoteを書きたい!といつぞやに企画をスタートさせ、大して継続させることもなく何となくプロフィールにリンクを設置していましたが・・・。ありがたいことに質問をいただきました!

もう、ファンって言ってくださるだけで十分です。ごちそうさまでした。

・・・はい、真面目に書きます。というか、正直に言うとここ最近、本気で転職を考えています。まだ活動にまではいたっていないんですが、今年は転職の年にしよう・・・そんなことを考えながら重い腰を上げようとしています。

いつか転職に対する自分の考えをnoteでまとめようかなと思っていたので、ナイスタイミングです!!ありがとうございます!!!

①そもそもの今の仕事を振り返る


いま僕は新聞社で新聞販売店の統括をする仕事をしています。もう間もなく丸6年になります。相手は地域ごとにある新聞販売店の所長さんです。言うなればBtoBではありますが、所長さんは一国一城の主のようなもので、みなさん従業員を抱える社長さんです。

僕はそもそも新聞の広告営業で自分も被害を受けた東日本大震災の復興を後押ししたい、というのが志望理由だったんですが、広告営業とは全く違う畑に配属になりました。簡潔に言えば新聞読者を増やし、販売店に卸す新聞を増やすことで新聞社の経営を支える。そんな部署です。

ただ、入社してからは紙媒体の新聞読者は落ちる一方で、ありとあらゆるニュースサイトに代替されています。地方紙なのでうちの会社にしか報道できないことは多々あります。ニュースの価値自体はあるとは思っていますが、もはやニュースは「無料」というのが定着してしまった。

入社以来、僕は「読者が増えて売り上げアップ!」を経験したことがありません。盤石だった新聞業界にヒビが入って、これからは「いかに縮小しながら報道を続けるか」ということのみ。オンライン版もスタートしたりもしましたけど、ほぼ希望はありません。「浮いた話がない」というのはなかなか辛いもんです。

半分愚痴になりますけど、「弊社」だけが変わったとしても、社会の構造が変わるとは思えないというのが1番キツいところです。「ニュースは無料」「マスゴミ消えろ」などなど、もはや革命でも起きない限り、新聞社が立ち直ることはないと思います。

例えばTVerのように全新聞社の情報が定額で見られるとか、そんな大革命がないと落ちていく一方です。これまで盤石だった配達網や収益の基盤を誰がどう変えるか。そんな話が目の前に立ち塞がっています。小さな工夫を我々社員は繰り返しますが、状況は悪くなる一方。コンテンツの作り手と売り手の開きすぎている距離感。あと数年で定年になる層が今の会社を引っ張るくだらなさ。地方の人手不足の深刻さ。

小さな工夫がいつかは実を結ぶかもしれないと信じながら、やってもやっても減っていく読者さん。正直、ここ数年で労働環境は良くなりました。働きやすい職場ではありますし、人間関係も良好です。でも、何をやっても徒労に終わってしまうこの仕事に、いろんな意味で疲れちゃった気がしています。

もはや、その構造を変えたいという熱意を持てないまま、若手はみんな転職していきます。僕も似たような感じですね。

それなりの給料をもらえている一方で、その給料を維持してきた基盤に苦しめられている。まあ、こんな構造を実際に入社して知れただけでも儲けもんな所はあるかもしれません。間違いなく入社しなかったらわかりませんでしたね。「社会って切ねえ・・・」って勉強できました。


・・・じゃあ何の仕事をしたいか。

ヤバイ、愚痴ってたら長くなってしまいました。さらに長くなりそうなのでまた明日分割して投稿したいと思います。スミマセン。


応援いただけると嬉しいです!