つきない欲求と、先人のことば
わたしがいつも大切に、心に忍ばせていることばを綴ってみる。
それは、宮沢賢治が結核の闘病中に、花巻農学校の教え子へ宛てて書いた、手紙での一説だ。
そして賢治は、このように手紙を締めくくる。
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大量消費・ネット社会の現代に生き、日々尽きない欲望を刺激されながら、生きている私。
なかでも、永遠に果てることがないと感じているのが、承認欲求だ。
少し恥ずかしいけれど、わたしは宮沢賢治のこの言葉を、
『目先の欲求の満足だけに囚われて、日々の瞬間を生きることを忘れるな』と解釈している。
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悩みや不安、劣等感や優越感といった煩悩にとらわれず、
日々の一瞬一瞬を大事にしていけますように。
わたしは先人のこの言葉を、大切に胸にしまっておきたい。
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