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農園日誌〜2024年上半期のまとめ〜


今年から、家庭菜園を始めた。

「やってみようか?」のような軽いノリで始めてみたら、本業より楽しく、いつか就農しようかと考えるほどのめり込んでいた。
いやいや、趣味は趣味だから楽しいのだ。勘違いしてはいけない…。

完全無農薬というわけにはいかないが、基本的には農薬は使っていない。(この無農薬という定義が非常に難しい)
自分で作ったせいもあるが、無農薬野菜は、旨い。採りたてのオクラ、モロヘイヤ、トマトがこんなに旨いとは思わなかった。
そして、野菜は土、水、肥料で全く別の味になる。同じナスでも、雨季と乾季では、実
の重さが全く違い、水っぽさも異なる。水を絞ったトマトは、身は固く、果物のように甘くなる。

我が家の市民農園

我が家の市民農園は、少し歩けば山があり、大きな池が近くにある。山に降った雨が流れ込むため地下水は豊富だが、池の近くなので湿気も強い。
チェルノーゼムからは程遠い粘土質の畑である。

が、山があるおかげで日没は早めに訪れ、ずーっと日照りという訳でもない。
また、個人的に気にいっているのは、水源は水道水ではなく井戸水。
面倒くさいと思う人もいるだろうが、昔ながらの手コキ井戸で、バケツに水を汲んでは運ぶという昭和初期方式。
なんて趣きがある…。

借りた時には一面雑草だらけで、まずそれを刈る苦難の日々だった。
地主さんがトラクターで軽く耕してくれたおかげで、どうにか畑の格好にはなった。

野菜達(主役達)の結果

4月中盤にジャガイモ。
ゴールデンウィーク直前から、トマト、ナス、きゅうり、さつまいも。
少し遅れて、モロヘイヤ、オクラ、生姜、スイカと、夏野菜をふんだんに植えつけた。

結果…
ジャガイモ◎
トマト◯〜△
ナス◯〜△
きゅうり◯〜△
モロヘイヤ◎
オクラ◎
スイカ◯
ゴーヤ◎
とうもろこし×…アワノメイガの餌食に
枝豆×…全く育たず

生姜、さつまいも栽培中…
という結果。

初心者にしては、まずまずの結果である と、思っている。

良かった事 悪かった事

良かったのは、土づくりがうまく行った事。
動画で研究して、牛糞堆肥、籾殻、薫炭、腐葉土、糠をふんだんに入れ、予想以上に良い畝に成長してくれた。
猛暑対策として、畝に途中から雑草を敷いたのも功を奏したと思う。畝の丸裸は、厳禁ということを学習した。
雑草は、今の所抜くよりは刈って、土嚢に入れて土作りに役立てている。土嚢に、雑草、糠、菌活性水を混ぜて放置で、良い土が出来ている。
悪かったのは、害虫、病気対策が甘かった事。
アオムシが大量発生しあっという間に青いトマトが穴だらけになり、順調にだったきゅうりは立ち枯れ病であっという間に立ち枯れた…。

防ぎようもないかもしれないが、早期予防していれば…と悔やまれる…。

が、農業生活は始まったばかり。
もしかしたら、将来本格的に農家に専念するかもしれないと期待も込めながら、今日も朝から雑草を刈りにいくのである。

「人は、食えればなんとかなる」

「人は、食えればなんとかなる」と、本当にそう思う。
農林水産業は、人間の原点なのだ。

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