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若くして莫大な遺産を相続していなくても、地下水が枯れたり、肉が食べれなくなったりとか、そういうことを考えるために、想像力を刺激することぐらいはできるんじゃないだろうか

『三体Ⅲ 死神永生』を読み切った。感想を書こうかと思ったが、時間がかかりそうなので、日を改めることにしたい。クイックに述べると、第三巻には、二巻までのお話としての面白さとはまた異なる魅力がある。『死神永生』は宇宙の話で、作者、劉慈欣(リウ・ツーシン)の素晴らしい想像力のかがやきを堪能することができる。非常にスケールのデカい話であり、宇宙や物理の魅力を増してくれる、素晴らしい作品だと思った。

ニンテンドー、山内家のファミリーオフィス

2020年に設立された「ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス」。同社を仕切るのが、山内万丈氏(28)だ。故山内溥氏の遺産などで、1000億円を運用しているという。

万丈氏は血縁的には孫にあたる人物であるが、養子となり21歳で巨額の遺産を相続したという。『バンジョーとカズーイの大冒険』のバンジョーだとうわさされている。

ニッケイの記事にもある通り、2013年頃のニンテンドーの株価は1万円ちょっとぐらい。現在は6万円を超えている。当時でももの凄い額と言われていたようなので、今だと、とんでもない額になっているだろう。

そういう身分になると、世界はどういう風にみえるのだろうか。ちなみに、ホームページはやたらとオシャレである。


ボルヴィック、枯れる

水が豊かだったフランス中部ボルヴィック。なんと、水の汲み過ぎでヤバいことになってきているという。

この地方のがほんとうに水の汲み過ぎかどうかはさておき、地下水を使った灌漑農業によって、乾燥地域の水が枯渇する問題というのはどうもあるらしい。

地下水が減ると言うことは、その分の水は地表や大気にあるということになるんだろうか。ちなみに、地質学的なタイムスケールで言うと、水はそのうち宇宙に出て行ってしまうらしい。


人口肉、いつの間にか格差社会を助長することに

なんか、そういう話だっけという気が。確かに、今のところは安く外食をしようと思うと、なかなか野菜が食えないという問題は日本でもなくはないわけだが。

人口肉は中国でも流行しているらしく、いささかブームの様相を呈しているようにも思う。

しかし、この話はそもそも肉の生産には大量のエサとかの資源が必要で、結局は農地に限りがあるから、肉の生産には限界があるみたいな話でもあったはず。そうなってくると、どちらかというと、貴重な動物性の肉は高くて、貧乏だと食べられないという、伝統的なSF世界のようになるんじゃないかと思うわけだが、どうなんだろうか。

ところで、SF世界の人類は、高効率なナゾの食糧生産技術によって、莫大な人口を支えていたりもするわけである。あれがヤバいこれがヤバいということよりも、いつかSFのような世界を実現したい、という人間の数を増やすことが大切なんじゃないだろうか。つまり、結局は、何よりも人間の想像力が重要であり、そのためにもSFのようなものは人々を刺激するために必要である。なんか先端企業の人がSFファンだったりするのもそういうことなのかなと思う。

ちなみに、自分はSFは好きだが、あまり詳しくない。そのせいか、誰でもできるような伝統的な仕事でJPYをマイニングする日々を過ごすだけの人生をおくっているのである…


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