#読書感想文
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文字が人類に与えた影響、W.J.オング『声の文化と文字の文化』、メアリアン・ウルフ『プルーストとイカ~読書は脳をどのように変えるのか?』
■ 『声の文化と文字の文化』を読んで文字の文化を相対化する文字が人類または近代的な知にとって重要な発明であったことは、誰もが認めるところであろう。ただ、今日では文字や書物の存在を前提とした社会や知性というものは、あまりにも当たり前になってしまい、それを相対化して捉えることは難しくなっている。 文字が発明されてから、社会・人々はどのように変化したのだろうか。『声の文化と文字の文化』は、声の文化(オラリティ)と文字の文化(リテラシー)の違いに着目し、その謎を探求する1982年の