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あしあと3日目~社会人もわるくないね~

今日は貴船神社に行った。
母と2人で。急に誘ったが母は来てくれる。また私が1時間遅刻しても、なんだかんだ許してくれる。本当にすみません。

神社の最寄りの貴船口は、緑豊かなところで、着いた瞬間に、森の匂いがした。学生時代はずっと山の中にいたのに、会社勤めがはじまったら、ずっと堅牢なオフィスに閉じ込められっぱなしなので、自然を欲している。生きている実感がほしい。(?)

神社まではバスがでていたが、混んでいたので歩くことにした。2km。昔取った杵柄、どんとこい、歩いてやろうじゃないか。歩いてみたらさほど急な坂でもなく、てくてくと歩いて、気づいたらついていた。

参拝し、御朱印をもらい、境内や他の社を散策し、ずいぶん満喫した。
母はこういうときかなりうるさい。鳥居をくぐるときはこう、手水の仕方はこう、ちくちくちくちく言われる。だが、久しぶりの小言はそこまでいやじゃない。距離ができると、もはや愛おしく感じてしまう。そしてそう感じていることにさみしさとうれしさを感じる。

さてお昼の時間。母、「ちょっと贅沢だけど、せっかくなら川床でたべても良いかも…」。値段見てびっくり、シンプルに、高い!!だけど、私は社会人。そこをさらっとエスコートしてあげられるのが社会人になった醍醐味。ごちそうしちゃう。

川床は涼しい。水は冷たい。セミが控えめになき、水音が聞こえ、風はそよいでいる。ここであゆの塩焼きなんかを食べる。上品な味。大人の味だ。

正直、大学4年生くらいのとき、もうやってみたいことは一通りやったと感じていた。だけど、環境が変わり、立場が変わると、できないことも増えるが、できることもぐんと増える。「大人になったね」母にいわれて、大きくうなずく。社会人もわるくないね。

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