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MoocでIELTS対策をしよう *listening&writing

モンゴルは今、コロナウィルスの影響で全教育機関が閉鎖中。公式には感染者が1人も出ていないモンゴルで、である。元同僚がいるハノイでも閉鎖中らしく、「でも、毎日zoomで授業やってまーす」というメールをもらった。現在、アジアはオンライン教育の嵐が吹き荒れている。

MOOCでIELTS対策コースが受けられる

私も目下、オンライン学習中。MOOCプラットフォームはたくさんあるけれど、Future Learn が比較的安定して、無料のIELTS対策コースを提供。

・Listening/Writing/Reading/Speaking course
・コースの長さは3週間、3時間/週でデザイン
・学習ペースは自由(規定期間+1週間程でアクセスできなくなるけど)
・ときどきオンラインセッションも行われる

リスニングとライティングコースを受講中

試験対策なので、基本的には先生からのTIPSや例題などを確認 → 実際に解いてみる、という流れだけど、特徴はコメント欄。各ステップ毎に、先生が問いかけや課題を出すので、それに対してコメント欄で答えていく。

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リスニングはいい。ライティングである。私って、こんなに書けなかったのか... IELTSのライティング task1 は、与えられたグラフやダイアグラムを150程度で説明するというもの。

これが... できない。

まずフォーマットがわかっていない。こういうものは型みたいなものがあるはずで、まずそれに慣れないといけない。これはいい。慣れればいいんだから。それから、語彙、コロケーションの問題。グラフなんて英語で説明したことないから(そして読んだこともない)、一般的にどんな単語が使われているのかがわからない。これもいい。覚えればいいんだから。

どうやらグラフ自体が読めていないかもしれないかもしれない(動揺)。

学生に「大学生なんだから、グラフくらい読めるでしょ。表現なんて決まってるんだから、簡単じゃあーん」と言った自分を反省。

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コメント欄の書き込みは、次第に泣き言が多くなり、しまいには

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と励まされる始末。そうそう、ブリティッシュカウンシルが提供するこのIELTSコースは、先生が活発にコメントへのリアクションをくれるなと感じる。学生同士でコメントし合うこともあるし、やっぱり一人で勉強するよりは踏ん張りがきく。あくまでも試験勉強は一人で別にやらなければならない。MOOCは手が止まりそうなところを救ってくれたり、なかなか重い腰が上がらないところ(ライティングなんて特にそう。どこから手をつけていいかわからないもん)を助けてくれたりするツール。

そうか、言葉を使うという点で同じなんだ、と思った

EJU(日本留学試験)記述指導を担当して3年目。日本語と英語のちがいはあるけど、私、現在両方向から体験中。日本語で記述のポイントを説明し、課題を出し、添削する。英語でエッセイのポイントを読んだり聞いたりし、課題をもらって、提出する。興味深かったのは(まだ終わってないけど)、「みんな言うことは同じ」だということ。

・Sticking to the topic, answering the question and not introducing any irrelevant information

学生に何度も何度も言ってきたことを、今度は私が言われる番なのか。先生の言うことに、指導側としてうなずくことがすごく多くて、結局語学教育って全部同じなんだなと思った。ということは、言語教師として、横のつながりが作れるんじゃないか。個々の言葉を超えて、言語教師のコミュニティがあったら、すごく楽しいと思いません?