水【杖のレシピ】22/53

毎週水曜日は
杖を作ることを題材にしたお話です。

4月は 全体を通して
note 記事の個人的なテーマが

「新しい試みと生きる」です。

杖の作り方に関して、
新しい試みという観点を意識して書いていきます。

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1:検索してみると(3日)

2:工作の今(10日)

3:刃物の扱い(17日)

4:木の素材について(24日)

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今月は、このような流れで書きます。

今日は「木の素材について」です。

木は軽くて、削って形をつくれ、塗装もでき、
人間がずっと使ってきた素材です。

一応 
今まで杖を作ってきた感覚的な部分が多いのですが、

加工がしやすい木や
加工がしにくい木などの

感想を書いておきます。

とは言っても
木材に関してすごく詳しくないのでふわっとした感想だと思っていただければありがたいです。

まず

ホームセンターで販売している角材に関しては
基本的に「全体を通じて柔らかい」印象です。

天然の木を彫ると違いが分かるのですが、

ホームセンターでよく扱っている

・桐(きり)
・杉(すぎ)
・檜(ひのき)

などは香りも良くてすごく扱いやすいです。

檜(ひのき)は
木屑の香りも良くて軽く

特に好きなのですが、

ただ
強いて欠点をあげれば

木材そのものに「木の繊維のくせ」のようなものがあって、

こういう形に整えたいと思っても
そのくせに引っ張られて

ばりっと大きく裂けることがあります。

杖を作る時には
思わぬ形になることがあるので注意です。

また
基本的に森の中で取った木の方が硬いことが多く、

それぞれの木の種類に特徴があるのですが、
全体的に「節目」が多いです。

ホームセンターで流通しているものは、
本当に人間がDIY用途で使うために適した部位だけを、

綺麗に整えて出してくれているので
自然のものはワイルドと考えてもらって間違い無いです。

その分

森で取ってきた木は「くせが強い」分だけ
個性的な杖になります。

例えば

桑(くわ)の木の枝などは、

本当に形を整えたように斜向かいに節目がくるので
節目ラッシュというような変な形なのですが、

節目を取ってあげると

あるていど規則的な「平らな面」を作りやすいので、
石をつけてアレンジするとすごく味があります。

森から取ってきた枝は煮沸消毒とか
少し大変ですが、

興味があればぜひ削ってみると面白いですよ。

では。

サポートしたいと思われましたら、ぜひ「こんな杖を作って見てという製作への要望」や「こんなことに利用して欲しい」と私にメッセージをください。想いをのせ、ぜひ一緒に活動を作りましょう。その際には必ず報告します。