金【実績・嬉しかった事】34/53
金曜日は嬉しかったことなど。
7月は 全体を通して
「研究について考える」というテーマですが、
継続して杖を作っていて
嬉しかったことなどを書いていきます。
今回は、
継続して認知されることなどの内容ではなく、
創作していて内面的に嬉しかったことに焦点を当てます。
最近、
大きいものから身近な小さなことまで「イノベーション」が
縮小する日本の中で大切だと、ずっと気になっています。
その上で、
まほうの杖を作っていく中で、
作れる杖とサイズ感について、初めて杖を作った2022年よりも
わかるようになってきました。
大きな杖を作るにあたって、
最終的には木工旋盤が欲しいなと思っているのですが、
要するに
・人間が行える技術 が 縦軸
・その工程を行う為に必要な時間 を 横軸
とした時に
1:人の手でも「ものすごい時間かければ」できること
2:どんなにがんばっても人間の手でなければ実現できないもの
上記があるとしたら
機械化やシステム化という文脈で人間の生活に大きく影響を与えたものは
1 のような工程に深く関わっているということを痛感することが多いです。
まほうの杖でも
大きなサイズのものを作ろうとなると、
やはり手で削り出すには 遅々として進まないため
1つの杖を作るためにかなり時間がかかる
ただ
仮に木工旋盤のような機械を使ったとした時には、
要するに
「まっすぐな杖」以外は基本的には作れないというような「制約」ができます。
決して、自由ではない。
汎用として作り出されるものは、
多様性をトレードオフして初めて存在できる。
多様性だよね
ダイバーシティだよね
と言っても
近所のおばあちゃんの秘伝のお茶を
玄関先で買うみたいな世界は来ないのでしょう。
歴史を見ていても、
人間は多様性を嫌っているように見える。
権力がそうさせるのか
ヒトの社会性がそうさせるのか わかりませんが。
思うに
多様性を認める世の中は
「遅い」ことをを許容することと多分、同義です。
早くしなさいと
毎日毎日 言っている自分は全然 多様性の方向に進んでいない。
と、
ふと、そんなことを感じました。
考えてみて、
新たな発見があることは良いことだと思います。
サポートしたいと思われましたら、ぜひ「こんな杖を作って見てという製作への要望」や「こんなことに利用して欲しい」と私にメッセージをください。想いをのせ、ぜひ一緒に活動を作りましょう。その際には必ず報告します。