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勇者セイヤンの物語(真)【感想・覚え書き】

2019年12月4日〜8日@スペース・ゼロで上演されていた「勇者セイヤンの物語(真)」の感想&覚え書きです。

ずっと気になっていた爆走おとな小学生の作品やっと観れたのがまず嬉しい!


(仮)も観てないし、どんな感じなのかな〜見といた方が良かったかな〜?って思ったけど、全然(真)だけで面白くて安心した。


今回は初日、6日マチネ、7日マチネ、千秋楽の4公演に参加。初日は前日に勢いで予約したけど、行ってよかった〜!もうすでに円盤化が待ち遠しい。


ということで、終演から1週間以上経っちゃったけど感想ぽつぽつ書いていきます!あくまでも(真)しか観てないし、ネタバレも盛大にあるのでお気を付けてくださいな。


■ストーリー


冒頭でも書いた通り、(仮)を見てなくても、(真)単独でも全然面白い。でも(仮)のサイトにある「"伝説の勇者が現れし時導かれるがままに伝説を授けよ"」っていうセリフはエタノールも言ってたもんね。(仮)も見たい…。


RPG、やったことないけど、なんとなくこういうものっていうのはわかるじゃん。でもやってたらもうちょっと感情移入できたりするのかな〜とか、男の子の方が感情移入できるのかな?って思ったりなんだり。


そして、主人公セイヤンの明るさとは裏腹に、作中はシリアスなシーンの方が長いんだよね。あの世界を縛る”RPGの法則”が作品全体の軸になっているから、仕方のないことなのかもしれないけど。だからこそ、多分セイヤンの笑顔だったり、考え方が際立つのかな。ユウシャンの作ったルールで、落ち込んでしまった?ポップコーン王国の中でセイヤンは曇りから覗く太陽みたいな存在だね。


エタちゃんとのラストのシーンは……「エタノール」は消毒用アルコール。エタちゃんの「元あるべき場所にあれば〜」っていうセリフからすると、モンスターとしてではなくて、主人公の持ち物である消毒用アルコールとして存在するのであれば、セーブをすることによって残るから、ずっと側にいられるって話でよいのかな…?


加藤光大くんの過去のブログを読むと、ここのネタが続編の「ノストラダム男の大予言」につながると。でも当初は真で完結の予定だったみたいだし、この解釈でいいのかな。


なんか、こうやって振り返ってるとまんまと前作続編を観たくなってしまう(笑)


■キャラクター


・セイヤン(諒くん)


勇者セイヤンは3作あって、その1つの再再演ってことで、何人かの役者さんがセイヤンを演じてきたわけだけど、セイヤンっていうキャラクターが本当に諒くんにぴったりすぎて。セイヤンは「世界中の誰もが笑顔になれる世界」を目指している勇者で、度々「へへっ」て笑うのよ。


少なくとも(真)の中では1回も勝ってないくらい弱いんだけど、そんな理想を描くセイヤンと、普段からファンのことを大切にしてくれて、ファン笑顔にしてくれる、謙虚すぎる諒くんの姿が重なって、「あ〜!諒くんにぴったりすぎる…」と。


あとはハイシュパSIONくん脱退発表と丁度セイヤンの公演時期が重なったのもすごく影響してるんだろうな。


諒くんがインスタのストーリーで「笑顔でいるんだ。悲しい顔なんて誰も求めてない。」って投稿してて、元々周囲の空気を読みまくって自然な形で物事をこなす人だけど、きっとセイヤンのお話と重なるところもあったんじゃないかと。


諒くんの笑顔にたくさん助けられてきたし、元気付けられてきたし、個人的にも笑顔って意識してきたものだったから、セイヤンとユウシャンの最後のシーンの「お前が笑顔なら、みんなも笑顔になれるからさ」ってセリフがとても響いて。


このシーンの前に切られまくったセイヤンが、優しさからループして戦い続けてきたユウシャンに「ありがとう」って言うシーンがあって、辛いときくらい辛いって言えば良いじゃん!って思ってた気持ちが少し和らいで、本人がそう決めたならその気持ちを応援したいなと思ったわけです。


は〜めっちゃ書いてしまって長いなw


でもそのくらい、諒くんがセイヤン演ってくれてよかったな〜って思ってるんだよね。


あまりにも、いつも元気いっぱいでみんなを幸せにしてくれる芯の強い諒くんと、全然弱いのに「世界中の誰もが笑顔になれる世界」を目指して冒険を続けるセイヤンがすごく重なったから。


レイルウェイも原作無しだったけど、セイヤンの方が諒くんぽさが出てたかなぁ。再現性の高い演技で定評の諒くんですが、再再演な割に諒くん強め。良きです。


オープニングでダンスしてる時はごりっごりに滝澤諒降臨してたwあれは滝澤諒だったw


諒くん、セイヤンを演じてくれてありがとう〜!


主人公であるセイヤンの他にもとにかく魅力的なキャラが多いんだけど、どのキャラ埋もれないのがすごい!

その中でも何人(?)かのキャラについて書こうと思います〜。


・ラスボス

殺陣がめちゃくちゃかっこいい…!伊勢大貴さん、身長が高いのもあって殺陣がめちゃくちゃ映える。かっこいい。

ユウシャンパーティーの魔導師マドンの術で操られたボスやモンスターたちと戦う時の迫力が堪らないし、切なくて、あのシーンは泣いてしまう…。もっと近くで観たかったから、早く円盤見たいな。


・ユウシャン

ユウシャンも殺陣かっこいい。そして演技がめちゃくちゃ上手いな〜って思った。何様だよって話なんだけど、すごい上手くて、ナチュラルにユウシャンだった。顔がお強いので、優しいユウシャンってなると、ピンとこないんだけど、過去の優しいユウシャンの時は声がとても優しくなるからオールオッケー。


・スカーレット

お友達の推しくん…!これはもはやキャラの感想じゃなくなっちゃうけど、めっちゃお顔きれいで顔小さくてスタイル良くてびっくりした…!そして突然の声変わりに爆笑w 

セイヤンを叩き(殴り)起こす時、千秋楽は「Let's セイヤ!セイヤ!」って言ってたんだけど、あれがあまりにもツボってしまって、まわりが静まったあとも肩を震わせて笑ってたw

表情が豊かという、違うキャラだとまた別の表情を見せてくれるんだろうなって思えるから、ぜひとも他の作品も見てみたい役者さん!

・4面のボス

戦闘シーンの時、衣装が映えるように大振りに動いて、翼?が綺麗に舞っていて素敵だった〜!あと、石原美沙紀ちゃんのボスの時と普段の声のギャップすごいね?

大阪公演だと街の人2を演っていた林千浪ちゃんが4面のボスで、石原美沙紀ちゃんが街の人2なんだよね?そのパターンも見たい…!林千浪ちゃんは声がかっこいいから、4面のボスも絶対かっこいい。


・ジーバニョン


ゆうれい体操はじめるよ〜🐰🐰!


セウト!でもかわいいから全部許したい。ピカイチかわいい〜!ってなったのは、ボスアカデミーで先生の話を聞いてるときに、ジーバニョン本人じゃなくて🐰🐰たちが頷いてるところ。めちゃくちゃかわいい。


他のキャラたちも本当に魅力的…!おばさんのインパクトが最強はめちゃくちゃ強い。


■演出


・アクション

ラスボス、ユウシャンのところでも書いたけど、殺陣がめっちゃかっこいい。アクションシーンが多くて、みんなかっこいいんだけど、中でもやっぱり殺陣はかっこいいよね。他のアクションシーンも音響とばっちし合ってて、煙幕とか爆発が目に見えるわけじゃないのに、ちゃんとイメージできるから凄いなぁって思う。


・照明

客席に照明を当てることで、シーンの転換での活用だけでなく、ループのシーンを表現したりしていて、面白いよね。照明っていろんな使い方があって面白いね。


■日毎の感想


・初日

諒くんが登る階段間違えちゃったりしたの、初日ならではだな〜!(笑)思えば初日ってあんまり行ったことなかったから新鮮だったな。今思えば諒くんも大分緊張してたんだろうな。カテコもしっかりかっちりだった気が。


初日は一部キャストのお見送りあり!直前まで舞台上にいたキャストが間近にいると急に緊張しちゃって、全然みんなの顔見れなかった…。


諒くんにも何言っていいかわからなくて、とりあえず名前を呼ぶことしかできなかった(笑)でもそれに反応してくれたから、満足!


・6日マチネ

6日マチネもお見送り!今回は諒くん以外のキャストさんたちもちゃんと顔を見れた〜(笑)


・7日マチネ

アフタートークがあって、トークテーマは、「好きなシーン」で「再現してもいいんですよ?」っていうのが完全にフリで、みんな仕込んだネタを披露しまくりで笑いすぎた(笑)

諒くんは好きなシーン話してなかったけど、風汰くんの"ラスボスがモンスターを倒していくシーン"をセイヤンチームで再現してほしいっていう要望で大活躍してたね。

みんなを切っていって最後はまさかの自害という…。なんかレアすぎてびっくりした…。ネタとはいえ、そういう選択取るのかっていう。逆にセイヤンらしいかもしれない。絶望の先にあるものはなんだろうって考えたとき、闇落ちしたらセイヤンはそういう道を選択するんじゃないだろうかってちょっと妄想してしまうよね。


他にユウシャンこと山田ジェームス武くんが、ラスボスのことを「パンダマン」って言い続けてた笑ったw


ちなみに女の子たちがキャッツアイ踊ったあと諒くん「女の子じゃなくてよかった〜!」って安心してたw


・千秋楽

み〜んなやりたい放題!wそんなに!?ってくらいアドリブ入れるしネタぶっこんでくるし…。3面のボスが途中でキックボード乗ってきたけど、レイルウェイの某伝説のアイドルを思い出させる…wでも実際は山田ジェームス武くんの私物だそうで…。スペゼロに置いてあるのかと思ったわw


本当にネタ盛り盛りで、これはこれで円盤に入ってて欲しかった…。


カテコはトリプルアンコールでオープニングをまた演ってくれて、諒くんはバク転も披露!最後にめっちゃ個性出してくるじゃん!!!って沸きました。まわりの方々も盛り上がってて嬉しかった。


諒くんの挨拶も「自分が笑顔でいると、まわりも笑顔になってる」っていう話をしてて、やっぱり諒くんにぴったりな役だったなって思ったし、諒くんにとって答え合わせみたいな作品になったのかな。もちろん、無理なときは無理って言ってくれ!って思うんだけど、諒くんの笑顔は素敵だし、本当に元気を貰えるから、諒くんが笑顔でいられるように微力ながらも頑張ろうって思ったのでした。



■まとめ



長々と書いてしまったけど、それくらいインパクトのある作品で、キャストが変わった大阪公演も観たいくらい。4回観ても楽しめたし、全部見入っちゃったし、そのくらい楽しかった。

(仮)もノストラダム男の大予言も観たいもん。(仮)(新)ときたから、ノストラダム男の大予言もやって欲しいな〜。

加藤光大くんの作品も、おと小の作品ももっと観てみたい!って凄い思う!いいきっかけになったな。


(新)は初映像化らしいので、観てない方はぜひ。もしくは鑑賞会しよう!連絡くださいw


ということで、以上、勇者セイヤンの物語(新)の感想でした!

Let's セイヤ セイヤ〜⚔⚔⚔

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