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求人票の役割~求職者が本当に知りたい情報とは?~

今回は「求人票の役割~求職者が本当に知りたい情報とは?~」をテーマとし、求人票を作成する際のポイントについてお伝えいたします。

そもそも求人票は、人員を獲得するための第一段階として、母集団形成を行うために作成するものであり、求人票の作成無しには新しい人材を獲得することはできません。

しかし、人口減少、超高齢化社会の渦中にある日本においては働き手不足の問題が年々加速してきているため、今まで通りの求人票では母集団形成がますます困難になることが想像できそうです。

この困難を乗り越えていくためにも、求人票が何のためにあるのか、そして何を記載すればよいのか整理していきましょう。

求人票の役割と記載すべき項目

求人票の役割

求人票の最終的な役割は、求職者に安心して応募してもらうことにあります。この役割を果たすためには、“入社後のイメージができる情報”、“自分が応募要件を満たしているか判断できる情報”を載せなくてはなりません。
では、これらの情報について具体的にみていきましょう。

<全職種共通で記載すべき項目>
・会社が目指す姿、ミッション・バリュー
・その仕事の魅力ややりがい
・募集背景
・応募要件
・具体的な業務内容
・リモートの頻度等の働き方

<上記に加え、エンジニア職求人において記載すべき項目>
・メインで担当するプロダクトやサービスの詳細
・担当するプロダクトの規模感
・開発環境・要素技術
・チーム構成

一見、“求人票でよくみる項目”という感想をお持ちになるかもしれませんが、記載するうえでのポイントについて解説します。

企業情報に具体性を持たせる

以下は求人票によくみられる項目(一部)についてのビフォーアフターです。一般的/抽象的な言葉で表現された文では、業務内容や企業の価値/募集元のチームの志向に対する理解、入社後の自己実現のイメージが難しくなるのではないでしょうか。また、チーム構成やリモートワークの頻度についても改善例のように具体的に記載することを心がけるようにしましょう。

応募要件は採用要件ではない

記載すべき項目の一つとして応募要件を挙げましたが、応募要件と採用要件を混同して記載するケースがよく見られます。
応募要件とはその職種の業務を行うために必要なスキルを持っているかどうかを見定めるための一定の基準で、記載の事項を満たしていれば書類選考が通過するものであり、一方で採用要件とは、応募要件を満たした上で自社が求める人材に適しているかを判断するための基準であり面接で見極めるものです。
応募要件と採用要件についてそれぞれ自社で確認し、違いを明確にしておきましょう。また、応募要件が多ければ多いほど応募ハードルが高くなります。書きすぎないように注意してください。

“求職者が知りたい情報”は現場にある

求人票を作成する部署が現場部門でない場合は、注意が必要です。
現場の業務を理解していないまま求人票を作成すると、例に挙げたような抽象的な求人票ができあがり、結果、自社の強みや特徴が伝わりづらくなってしまいます。
業務への理解を深めるため、現場部門からのヒアリングを実施したり、現場部門のチャットに参加する等、積極的に現場の業務についてキャッチしインプットしていきましょう。
求人票に記載する一つ一つの項目を精査することで、求職者は企業への理解を深め、自身の価値観と対等にすり合わせられるスタート地点に立つことができます。 その点を意識してみた上で、求人票 <求職者が知りたい情報> を作成してみてください。




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