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だからメンターは辞められない

5年前、メンターとして独立して最初のお客様は地方に住む30代の女性、Aさんでした。

5年前といえばまだ対面でセッションを行なっていた頃。オンラインセッションも可能でしたが、Aさんは、新幹線に乗って東京まで会いに来てくれました。渋谷のとあるホテルで会った日のことを、今でもよく覚えています。

Aさんは、私が提供する女性を対象にしたメンタリングプログラム My Career Compassを受講することになり、私の3人目のお客様になりました。


プログラムでは「私のキャリアストーリー」と題して、学生時代からのことを振り返りながら自伝の様なものを書いてもらうワークがあります。


これまでどのような出来事があって、それに対してどんなことを考えてきたのかを振り返ることで、自分の行動・思考パターンを認識することはもちろん、価値観や自分を鼓舞するもの(情熱の源泉)なども見えてきます。ストーリーを書いているうちに、ずっと忘れていた出来事や本当の想いに気づくこともありますし、心に引っかかっていたネガティブな感情が和らぎ癒されることもあります。


Aさんはこのワークを通して、東京で働くことに憧れていたことを思い出しました。

「憧れているなら東京で働いたらどうでしょう?」そんな会話をしたことを覚えています。

元々転職を希望してプログラムを受講した訳ではなかったので、転職して東京で働くと決めたことに本人が一番驚いているようでした。




転職活動は決してスムーズではありませんでした。職務経歴書に書ける実績が多くはなかったため、プロジェクトに手を挙げるなど実績作りと職務経歴書の作成から開始しました。応募しても思うように書類通過しないこともありました。けれどAさんは決して諦めることはありませんでした。


そして、Aさんは外資系金融機関から内定を獲得しました。10名ほどの小さな組織からグローバル企業へと転職できたことに、Aさんはとても喜んでいました。私はAさんの可能性を信じていたので転職できると思っていましたが、それでも「凄い!」と思いました。転職後、時折Aさんからいただくメッセージからは、充実している様子が伝わってきます。



そんなAさんと先週末、久し振りのセッションでした。今度は、半年に渡り継続セッションを受講していただくことになりました。定期的にセッションを受けること、今後のキャリアパスを明確にしながら、行動レベルに落とし込み現職でもう一歩上を目指していきます。


私が提供している、メンタリングプログラム転職サポートは点のサポートです。点のサポートを数多く繰り返し行なってきたので、転職サポートはとても得意にはなったけれど、本当は転職のその前から一人ひとりと向き合い、ある程度の時間を自己理解に費やし転職へと進む、その後もまたセッションを行いながら次のゴールへ向けて進めていく、そんな点と点を繋ぐようなサポートをしたいと思っています。サポートを数多くこなすのではなく、一人ひとりと信頼関係を深め、長期間に渡ってキャリアをサポートすることにやり甲斐を感じています。



さて、Aさんとのセッションは始まったばかり。

じゅんさんと初めてお会いしたのが2/11でした

と教えてくれました。日付まで覚えてくれているなんて嬉しいですね。

2018年2月11日。あれから5年です。最後のセッションからも数年経過していますから、私もメンターとしての経験値が上がっています。転職という大きなイベントの後でまた、次のゴールに向けてサポートする機会をいただけるなんて、メンター冥利に尽きます。長期間に渡ってメンティーの成功に関わることができる。だからメンターは辞められないのです。


メンタリングプログラムの募集を再開しました。
転職、昇進、評価アップなど、キャリア構築をサポートする、1対1の集中メンタリング講座となっています。

ご興味のある方はHPよりご連絡ください。

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