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#314 接客技術について【第11回】

こんにちは、皆さん。今日も僕のNOTEを読んでいただきありがとうございます。今回は「接客技術について」のシリーズ第11回目として、私たちの日常生活に密接に関わる二つの心理効果、カクテルパーティー効果とカラーバス効果に焦点を当ててみたいと思います。私たちは日々、情報に溢れる世界で生活しています。広告、メール、会話など、目や耳に飛び込んでくる情報は計り知れません。その中で、特定の情報がなぜか目につくのは、心理学の興味深い現象「カクテルパーティー効果」と「カラーバス効果」が関与しているからです。今回はこれらの現象をどのように接客技術やマーケティングに活用できるかを、具体的な事例を交えて掘り下げてみたいと思います。
#飲食店の心理学

雑踏の中の一点の明


想像してみてください。駅のホームやショッピングモールなど、人々で賑わう場所にいるとき、ふと自分の名前や最近興味を持っているキーワードが聞こえてくると、無意識のうちに耳を傾けることがありますよね。これが「カクテルパーティー効果」です。同じく、特定の色やブランドに無意識に惹かれることがありますが、これは「カラーバス効果」によるものです。これらの効果を理解し、適切に活用することで、接客や広告の効果を格段に向上させることができます。
#心理的効果

「これは私のための商品かも!」


僕が以前、ある健康食品の広告を見たときのことです。その広告には「糖質制限中のあなたに」という文言がありました。ちょうどその時期、僕は糖質制限を始めたばかり。その言葉が目に飛び込んできた瞬間、無意識のうちにその広告に引き寄せられました。このように、ターゲットの興味やニーズに直接訴えかける文言を用いることで、無意識の中でも顧客の関心を引き出し、記憶に残りやすくするのです。
#カクテルパーティー効果

意識のフィルターを通して


カラーバス効果は特に視覚に関するもので、たとえば「今日のラッキーカラーはブルー」と聞いた日には、青いものがいつもより目につくかもしれません。これは意識がその色に敏感になっているからです。飲食店で言えば、店内の色彩を工夫することで、お客様の心理に働きかけることができます。例えば、エネルギッシュな雰囲気を出したい場合は赤やオレンジを基調とし、落ち着いた雰囲気を求めるなら青や緑を使うといいでしょう。
#カラーバス効果

もう一つ、個人的に驚いた経験があります。ある日、電車に乗ってうとうとしていたのですが、自分の降りる駅のアナウンスが流れた瞬間、ぱっと目が覚めました。これもカクテルパーティー効果の一例です。私たちの耳は、無意識のうちに重要な情報を拾い上げる能力を持っているのです。これを接客に活かすと、例えば店名やお客様の名前を適度に使うことで、その人の注意を惹きつけやすくなります。
#電車あるある

誰にとっての情報か


最後に、カクテルパーティー効果を最大限に活かすためには、ターゲットを明確にすることが重要です。顧客がどんなものに興味を持っているか、どんな悩みを抱えているかを把握し、それに応じた情報を提供すること。これにより、顧客は自分にとって価値のある情報だと感じ、より深い関心を持つことでしょう。

今回のお話で、カクテルパーティー効果とカラーバス効果の理解が深まり、皆さんのビジネスや日常生活に役立てていただけたら幸いです。日常の中で「なぜこれに気がついたのだろう?」という疑問が解決するヒントが、これらの心理効果にあるかもしれませんね。
#飲食

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