見出し画像

#232 適度なフィードバックは大切だよね

こんにちは、皆さん。今回お伝えしたいのは、「適度なフィードバックは大切だよね」というテーマについてです。フィードバックという言葉は、ITや工学の分野で使われる用語で、入出力のあるシステムで「一度出力されたものを入力側に戻して、その後の出力の制御を行う」という意味が、他の分野でも広く使われるようになりました。つまり、「過去を基準として、未来の成長への道筋を考える」ことをフィードバックと表現しています。出来事や結果から見つかった課題や問題点、良かった部分を客観的に捉え、その後の行動につなげるのが大きな目的です。このことは、実は日常生活や仕事においてもとても重要なんですよね。
#フィードバック

フィードバックの背後に潜む様々な事情


最近、多くの企業で「フィードバック」が注目されています。その背景にはいくつかの要因があります。まず、雇用形態の多様化が進んでいます。昔のような終身雇用や年功序列の概念が薄れ、異なる雇用形態同士でもうまくコミュニケーションをとる必要が出てきました。そして、上司と部下のコミュニケーション不足も問題視されています。上司が忙しくなり、部下一人ひとりと向き合う時間が減る中で、お互いを理解するためのフィードバックがますます重要になってきています。さらに、マネジメント対象者の多様化も大きな要因。以前は上司が年下を指導するのが当たり前だったけれど、転職や実力主義の台頭により、年齢や国籍、障害の有無に関係なくさまざまな上司・部下の関係が生まれています。これに対応するためにも、適切なフィードバックが求められています。そして最後に、近年ハラスメントへの意識も高まっています。フィードバックが不足すると、問題を指摘することが難しくなり、結果として人間関係が悪化してしまうことがあります。だからこそ、適切なフィードバックが重要なのです。
#多種多様な働き方

上司と部下のギャップを埋めるために


上司と部下の間にはいくつかのギャップが存在します。例えば、やるべきことや期待するラインに違いが生じることがあります。それに加えて、やりたいこととやらなければならないことのギャップも。これらを埋めるために、フィードバックが役立ちます。フィードバックにはたくさんのメリットがあります。まず、目標達成に近づく手助けになります。個人のスキル向上にもつながり、信頼関係を構築しやすくなります。そして、心理的安全性が向上することで、オープンで健全なコミュニケーションが生まれ、組織全体が一体感を持つことができます。結局のところ大事なのはコミュニケーションで対話することが一番大事なことだと思います。
#適切なコミュニケーション

効果的なフィードバックのポイント


フィードバックを行う上でのポイントはいくつかあります。まず、具体的に伝えることが大切です。目的や目標を設定し、抽象的な言葉ではなく数値やデータを用いて説明することが効果的です。目標が明確でない状態でフィードバックを行っても、相手はそれを受け入れにくいことがあります。目標を定め、その目標に基づいたフィードバックを行うことが大切です。そして、信頼関係の構築が重要です。特にネガティブなフィードバックを行う際には、お互いの信頼がないと受け入れがたくなります。ですから、まずは信頼関係を築くことに努めましょう。最後にフィードバックの効果を最大限に引き出すためには、フィードバックは行動後なるべく早い段階で行うことが大切です。時間が経つと記憶が曖昧になり、フィードバックの効果が薄れてしまうからです。
#鉄は熱いうちにうて

コミュニケーションエラーにご用心


最後に、コミュニケーションエラーについて触れておきたいと思います。コミュニケーションエラーはコミュニケーションが上手く機能していない状態を指します。これが起きる要因として、「可視化できない要素」が挙げられます。業務を形成するために必要なプロセスには、業務ステップやタイムスケジュール、タスクの割り振りなどの可視化できる要素と、モチベーションやコミュニケーション、職場の雰囲気や人間関係といった、可視化できない要素があります。可視化できる要素は、多くの業務現場でケアされています。しかし、可視化できない要素は把握や改善が難しいためケアが後回しにされがちです。例えば、上司が部下に対してレポートの提出を依頼したのに、なかなか完成しない状況があったとします。そこで上司が部下に進捗を確認すると、「調べものをしていたため滞っていた」と答えました。このとき上司は「なぜ早く相談しなかったんだ」と、相談に来なかったことを叱るでしょう。しかし、部下が自力で解決しようと努めていたのであれば、叱られるのは不本意に思うかもしれません。そもそも上司が「根本的な知識を最初に教えてくれればよかったのに」と考え、そこで擦れ違いが起きてしまうこともあります。もし、仕事を依頼する段階できちんとコミュニケーションが取れていれば、このようなトラブルを回避できたのではないでしょうか。互いがどのような姿勢で仕事に取り組むべきかを、事前に擦り合わせてから業務を始めればよかったのかもしれません。しかし、コミュニケーションエラーが生じると、上記のようなトラブルが発生し、その結果、人間関係が更に悪化する危険性があります。一度トラブルがあるとその人とコミュニケーションが取りづらくなり、関係の悪化に拍車がかかっていきます。このような事例は僕の周りでもたまにあります。そのたびにコミュニケーションの難しさを感じてしまいます。
#コミュニケーションエラー

まとめ


適度なフィードバックは、個人や組織の成長に欠かせない要素です。コミュニケーションの大切さや目標の設定、信頼関係の構築など、様々なポイントを押さえて、良いフィードバックをしていくことで、より職場の雰囲気も良くなり、皆が良いパフォーマンスを発揮できるようになるのではないかと思います。
#職場の風通しをよくするために

よろしければ、サポートお願いします。 自分のモチベーションアップのためと、今後のためにインプットに使わせて頂き、またアウトプットできればと。サポート頂いた方へはちゃんと返信させて頂きます。