一人ひとりとどれだけ向き合うか しかない
暑い日が続いています。
この4連休も三日間は部活とその午後から地域の教科指導法の勉強会もあり、まともやお休みは今日一日のみでした。家族と海に出かけ、海水浴できたのがうれしかったです。
三日目の部活では、練習の途中、生徒ではなく監督の自分が暑さで体調が悪くなりはじめ、このままでは午後からの研究会に行けなくなると思い、いつもより2時間ほど早く部活を切り上げ、午後に向けて少し療養しました。
前置きが長くなりましたが、この夏の新たな試みとしてForms( Google またはOffice)を利用した夏休みの英作文の自由提出にチャレンジしております。
以前、「教師のメールアドレスに生徒が、家から英作文を送信し、それを教師が添削したりコメントしたりする」という取り組みを、東京の私学で勤める知り合いの先生から話を教えてもらいました。
公立中学校では(田舎)、生徒とのやりとりは、このご時世なかなか難しいということもあり、でも夏休み何とか、本人が希望すれば英作文くらい見てあげられないかなという葛藤の中、Formsを使用することに辿り着きました。
生徒とのやりとりはできないので、随時提出されたものをこちらが夏休みのうちにどんどん添削とコメントし、登校日にどさっと渡してあげるというものです。(オンラインでの生徒とのやり取りはないので、管理職の先生からも承諾済み)
普段は希望者は英作文ノートに取り組んでいるのですが、提出者数が多くなるとすぐに返却してあげられないのがやはり難点です。
夏休みの分をどさっと返却できないので、こういった形でこちらの添削の時間を効率化させることにしました。
夏休み前日に、チラシを生徒に配布し、夏休みが始まりすで5日が経ちますが、なんとすでに20件の提出!
英語の指導方法については、様々な勉強会、講演会で学んできておりますし、自分自身も実践発表を通じて、大学の先生方からも様々なご指摘をいただき改善してきたつもりです。
でも、こうやって一対一で生徒の書いたものに対して向き合えなくなったらきっとこの仕事を辞めるべきタイミングなのかもとも感じます。
実際に、英作文ノートの添削を希望してきて、一対一で丁寧に関われた生徒はその後テストの点数も伸ばし、かつ様々に表現しようとチャレンジする姿を見せてくれます。
どれだけ効率的で良い指導方法も、一対一で向き合うことには敵わないのだと思います。
生徒の英作文はどれも面白いのですが、
夜遅くに提出したものだと、Good evening!と書いてあったり、
Thank you for watching me.(見てくれてありがとう と言いたいのかな?)
というこちらを意識した言葉にすごく心が温かくなります。
また、夏休み前から繰り返し継続して取り組んでくれている生徒においては、高額な塾に通っているのにも関わらず、こちらを信用し頼ってくれているようにも感じ、より理にかなったFeed Backや、やる気を高める丁寧なコメントをしてあげなきゃと感じさせてくれます。
最後に、ある男子生徒から届いた英作文を紹介。
"I cated hair. I don't like hairstyle."(髪を切った。この髪型が嫌い。)
夏休みで顔を見れない中ですが…
どんな髪型になったんだろう。。。
写真
Наталия КогутによるPixabay
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