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医学部在学中に司法試験に最短で上位合格!~私が伝えたい超効率的な勉強法~

1)自己紹介

こんにちは。今回初めてnoteに記事を投稿します、われんべるぐです。

現在、地方国立大学の医学部4年生で、病院実習に日々励んでおります。

医学部2年生の秋頃、ひょんなことから司法試験予備試験の受験を思い立ち勉強を始め、令和2年の予備試験および令和3年の司法試験にストレートで合格しました。

私の学力の参考までに、予備試験の最難関といわれる論文試験では合格者464人中28位、司法試験の短答試験では16位、総合成績では合格者1421人中108位という、短期合格と上位合格のどちらも達成することができました。

以上のことを法律関係者の方や大学の友達に話すと当然、ものすごく驚かれ、同時に引かれます。(笑)

ここまで記事を読んでくださった方の中にも、「いやいや、それはあなたがとんでもない天才でかつ要領もすこぶるいいからできたのであって、自分には参考にならないな。」と思う方もいると思います。

もちろん、生まれ持った才能や今までの勉強人生は、こうした資格試験を受けるにあたって重要なファクターであることは確かです。しかも、司法試験および予備試験は文系最難関の試験です。

そして、間違った勉強の仕方を継続しているせいで何年かけても合格できない方は数多くいます。                            例えば、判例百選の調査官解説をひたすら読み込み、何か高尚なことを学んでいる気になっているなんてことはないでしょうか?例えば憲法では、そんなこと以前に厳格、中間、合理性の3つの違憲審査基準を正しく使いこなせているでしょうか?このような方は残念ながら勉強方法が間違っていると言わざるを得ません。

しかし、これらの試験は限られた一部の人間にしか合格できない試験では決してありません。正しく効率的な勉強方法と、継続的な努力により、合否や合格までの期間・順位はいくらでも変わります。私自身、限られた時間の中での効率的な勉強方法や、科目ごとの出題傾向・対策、本番での理想的なパフォーマンスに関しては身を粉にしてきたという自負があります。

自分はむしろ、法律の知識そのものよりも、こうしたあらゆる受験生に共通するソフトスキルこそ、短期・上位合格者から学ぶべきことだと考えています。

私のnoteでは、私が合格するまでに実践していた勉強方法、心構え、予備校や市販参考書・問題集などの総論的な内容から、法律科目ごとの試験に直結する効率の良い勉強の仕方などの各論的なことまで、記事を投稿していきます。
もし需要があるようでしたら、予備論文の過去問の解説を、上位合格者の現場での思考を文章化したかたちで記事にできればと思います。 

なお、私の勉強時間の大部分を占めていた、予備試験についての記事がメインになるかもしれません。         

2)予備試験・司法試験の概要

まだ勉強を始めたばかりの方に向けて、これらの試験の意義、日程、難易度、実施科目についてざっくり書いていきます。

まず、予備試験とは、法科大学院修了と同程度のの法律の知識・運用能力を図るために設けられた試験で、合格すれば法科大学院を出ていなくても司法試験の受験資格が得られます。そして司法試験に合格すると、司法修習を受けて法曹三者(弁護士・裁判官・検察官)の中から自分の進路を選択していくことになるのが一般的です。 

試験に焦点を当てた話をすると、予備試験は5月に短答(1日)、7月に論文(二日間)、10月下旬~11月上旬に口述(二日間)試験が開催され、全てにパスして合格です。司法試験は5月に短答と論文試験が連続して開催されます。司法試験は中日(試験がない日)を含めて5日間に及ぶ長丁場です。

合格率は例年あまり変わりません。                 
予備試験は短答・論文がそれぞれ約20%、口述が約90%なので最終合格率は4%前後の狭き門です。司法試験は全体で約40%、なかでも予備試験合格者の合格率は約90%です。難易度の高い予備試験合格者という段階でかなり選別されているので、予備組の司法試験の合格率は極めて高くなります。

また、令和4年以降(この記事を読んでいる方は当てはまります)の実施科目は、 

予備短答:基本七科目(憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法)+一般教養                        
予備論文:基本七科目+実務基礎科目(民事、刑事)+選択科目       
予備口述:特定の科目はありませんが民事及び刑事の実体法・手続法に関する知識が必要です。論文の実務基礎科目と範囲は大部分重なります。

司法短答:憲法・民法・刑法                       司法論文:基本7科目+選択科目 

となっています。

以下の有料記事では、
・私の司法試験合格までの勉強スケジュール
・上位合格者である私が勉強を進めるうえで意識していたこと
・法律科目で効率よく得点するために知っておくべきこと
・利用した予備校講座
・おすすめの予備校講座(具体的に)
・最短で予備試験に合格するための理想的なスケジュール(↓参照)
などが書かれています。

主に想定している読者は、
・予備試験の受験をしようか迷っている方
・予備試験の受験勉強を始めたばかりの方
・予備試験を勉強しているが勉強方法に不安な人
・予備試験を上位で合格して就活で圧倒的に有利になりたい方
などです。
(予備校講座の箇所を除き、司法試験受験生にとって有益な情報は少ないかもしれません)

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