奧信濃100 (100km)2024年(前編)
初めてのトレラン100kmに出ました。
場所は長野県の木島平。スキー場があるところです。
まずは結果から
レース計画はこの計算ツールを使いました。
私の予想ゴールタイムが17h12と出ました。
(ITRAパフォーマンスインデックスが499点)
それで目標をでっかく16時間半と掲げ、このタイムテーブルを見ながら走りました。
結果は16:19:59でゴールだったので、このツールを利用して、大満足の結果になりました✨
気候やコンディション
天気予報は薄曇りで最高気温は27℃。
走るにはちょっと暑過ぎる気候です。
受付があるので前日入り(6/7金)しました。
5月の彩の国もそうですが、この辺の大会って暑熱順化してないカラダで走るから、熱中症や夏バテ食欲不振のような体調不良が心配です。
受付をしてゼッケンと参加賞をもらいます。
受付での必携品の確認はこの3点でした。
ライト2つ or 予備電池(点灯させる)
雨具(シームレス)
携帯コップ
27km地点に置くデポバッグにはレッドブルとOS1を入れました。
そして準備していたタイムテーブルの時間を油性ペンでゼッケンに書き込みました。
18時 お風呂♨️
19時 ホテルで配られたお弁当🍱完食
20時 就寝🛌爆睡
翌朝3時半 スッキリ起床☀️
よく食べ、よく眠れました。
5時のスタートに備えてテーピングしたり、擦り切れ防止のワセリンを塗ります。
夕飯の弁当の量が多く感じて残したかったけど、頑張って完食→翌朝起きた時にお腹が空いてなく、朝ごはんはおにぎり🍙1個しか食べませんでした。
宿とスタート地点が近いので、走るまでに時間が1時間半しかないというのも考慮しました。
(走る前は3〜4時間前に朝ごはんを食べるという定説)
さあ!⛰️100kmの旅スタート
いきなり具合が悪い🥺
デポバックは見つけやすいようにオシュマンズの黄色い袋に入れました。
5時にスタート。
最初からポールを出しました。
ポールが使えると言うのが、この奥信濃100を選んだ大きな理由です。
ポールに体重を乗せて脚を温存し、後半も走りたかったからです。
草がボーボーのシングルトラックでは片方のポールだけ使い、下りの開けたところではダブルストック(両方を同時に突く)で脚に掛かる重さを減らしました。
スタートは後ろの方からヌルッと出たので、スピードは速くないのですが
かなり息苦しくなりました。
心臓の様子がおかしい。
Garminで心拍を確認するとhr150を超えていました。
私の場合、最大心拍数が175なので150を超えてしまうとフルマラソンの心拍数と同等です。
100kmなんて長時間は途中で動けなくなります。
広い林道に出たら、後ろの人に前を譲りました。
走るのをやめてパワーウォークに切り替え、心拍が140以下に落ち着くのを待ちました。
それでも150どころか160を超えてしまいます。
前日はぐっすり眠ったし、疲労回復も十分したのに、一体どうしたんだろう??1時間も走ったら緊張感も解れるはずなんだけどなぁ・・・
しばらくは困った、困った・・・と思っていましたが、モヤモヤ考えるのがバカらしくなってきて、心拍数を確認するのはやめました。
それにしても息苦しい…
13km どんぐりの森
1つめのエイドでしたが、水分も十分残っていて、お腹も空いてなかったので、足を止めずに走り抜けました。
走り終わってから思いましたが、ここはちゃんと食べるべきでした。
脚だけではなく、内臓も少しづつ疲労して、後半は食べられなくなるよ!とこの時の自分に教えてやりたいです。
最初のボスは高社山(こうしゃさん)
ランチューバーのガチオさんが高社山を走りながら楽しそうに言ってました。
これで脚を使わせる気だな♪
これを見ながら「私は絶対に脚を残してやる!」と念じてました。
上っている途中で「ああ、すみませんでした!ガチオさんの情報が正しいです!」と・・・体が悲鳴を上げ出しました。
シングルトラックはポールも控えめにしか使えないし、脚に酸素が行き渡らなくてぎゅ〜っと締め付けられる「乳酸地獄」。
前にも後ろにも見えるところに人がいるので、マイペースよりは乗っかったトレインに運んでもらってて効率的なのですが、心臓は苦しいまま。
先が思いやられます。
27kmのデポバックと33kmの糠千(ぬかせん)エイド
27kmで一度スタート地点に戻ります。
そこでデポバックを取ると、芝生に座り込みました。
古いタオルで作っておいたおしぼりで泥のついた脚をひと拭きしてから、ふくらはぎと大腿四頭筋を軽くマッサージして、太ももの裏はストレッチをしました。
レッドブルをグイッとキメます。
翼を授けてください!と心の中で呼びかけます。
あんぱんを一口食べましたが、お腹が空いてないし、全然美味しく感じなかったので、デポバックの中に戻しました。
5分くらいの滞在だったと思います。
OS1を入れたボトルを持って次のエイド、糠千に向かいました。
糠千エイド 33km
ここまでにOS1(500cc)を飲み切るようにしました。
エイドに着いたら空っぽのボトルに麦茶を入れてゴクゴク飲み干しました。
また空になったボトル2つにクエン酸ドリンクと水を入れ、合計1000ccで飛び出しました。
シャリ玉1つとまんじゅうを1つ手に取り、歩きながらゆっくり噛んで食べましたが、食欲はなかったのでけっこうムリして食べました。
カヤの平(48km)までの上り
奧信濃のおいしい水、天然水で復活(自己責任)
水1000ccでは絶対に足りないのは分かってましたが、私は川の水を汲んで飲む気満々でいました。
糠千からカヤの平までは15km、しかもけっこうな上りが続き、予測では3時間以上かかるところなので、1リットルでは足りません。
でもこんな川の水を汲んで飲んでみたくありませんか?ミネラルウォーターのCMみたいな景色でどうしてもこの水を飲んでみたい!と、楽しみにしていました。
今までインドやタイでホースから出てくる水を飲んでもお腹を壊したことがないし、ここは北海道じゃないからエキノコックスのリスクも少ないだろう。
そんなわけで空になったボトルに
ゴーゴーと音を立てて流れる本沢川の水を汲んでゴクゴク飲んでみました。
冷たくてめちゃくちゃ美味しい✨
雪解け水なので頭にキーンと来るくらい冷たくて、内臓からもカラダが冷やされたのが分かりました。
奧信濃のおいしい天然水を飲んだ途端に、心拍が落ち着いて、息苦しさがなくなり、急に元気になりました。
何なの?この不思議現象??
冷たい水でこんなにカラダが落ち着くとは驚きでした。
ここから心拍も一気に落ち着き、キツくシンドイトレランから、解放的で笑顔の絶えないトレランに突入しました😆
イナゴを食べた🦗
このお品書きを見てから、体調が良ければ食べると決めてました。
先入観を捨てないと自分に勝てないぞ!と。
甘くてしょっぱい佃煮で、目をつぶって食べたらエビかな?って感じです。とっても美味しかったです。隣にあった野沢菜もたくさん食べました。
天然水を飲んでから食欲も回復したようで、バナナ、シャリ玉もしっかり食べました。
ただ、走ってる途中にイナゴの足か羽が歯に挟まってて😅シーシーしてもなかなか取れなかったので、小枝を折って爪楊枝にして取りました。
楽しい奧信濃100は書きたいことが盛りだくさんなので、ここからは後編に書きます。
長いのに読んでくださってありがとうございます😊ちゃんと後編も書きます。
後編も書いたので
気が向いたら読んでください🍀
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?