見出し画像

#015 ひとりごと

①SFみたいな他人事だと思ってた
タイムラインで見た生活のこと
終わりゆく時代に少しだけ心が揺れている
悲しいけどそれで楽になっている

流れる 流れる わたしのひとりごと
孤独に依存して 自意識を犯して
遍く 撒かれる
背後の正面は誰?
目を合わせた 13番目

結局のところ他人の気持ちを
推し量ろうとする行為自体
蛇足だがその摂理の中で
卑しく生き残ってしまっている

誰かのせいにして
自分のせいにして
気持ち良くなって 気持ち悪くなった
吐き気がするほど 意地汚い根性
それでも それでも
__

ひとりごと,というタイトルの詩である。
冒頭にもある通り,twitterとかInstagramとか,SNSにまつわるような曲になった。

なので,ひとりごとと言っても,実際に口にした,というよりは,SNS上でそんなバッドに沈んでみた.的なニュアンスがある.

なお,この曲は幾度となくサビの詩を改変している.(流れる流れるの部分)元々は以下の内容だったことも,折角なので記しておく.
__
②渇望に悶える夜は減って
短絡的な夜ばかり増えた
バケツに撒き散らしたデジャブ
何色に光る?
画一された価値観と
それなりに合うステップは踏める
大事なのは誰と踊るか
だろ?
__

①を書くに当たって与えられたリクエストは②にあるような焦燥感,エモーショナルな雰囲気を保ったままメロディを改変することだった.
この"エモーショナルな雰囲気"を分析すると,以下の特徴が文章をエモーショナルたらしめるのでは?と思われた.

・固い漢字が多い(渇望,悶える,短絡的,撒き散らすetc)
・疑問系で終わる歌詞
・ヤケっぽい言葉使い(撒き散らす,それなり)
・濁点の多いカタカナの名詞(バケツ,デジャブ)

上記の要素全てを拾えた訳ではないが、個人的には満足のいくものが書けたと思う。あとは、歌ってみて違和感がないといいが…。

※最後の文章で突然正気に戻り、句読点がいつものやつに戻りました。見苦しい文章を投下することをお詫び致します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?