誰ひとりマスクをしていないオランダにて日本のマスクに思うこと
googleで コロナ 新規感染者数 推移 に 国名 を入れて検索すると以下のようなグラフが出てくる。国別にみられる新規感染者の推移だ。人口は国ごとに違うのだが、グラフの山を見ればその国の新規感染者数が分かりやすい。そして、2.3のグラフを比較してみると、さらに比較がしやすくなる。
今はアムステルダムにいるのだが、3日前までは日本にいた。暑すぎて散歩もできないほどだったが、時にマスクを外して散歩をしていたら小学生がけげんそうな顔をしてこちらを見ていた。私は1人で、誰とも話もせず、人のいないところを歩いているのだがとても肩身が狭かった。小学生のお母さんは「子どもたちにマスクを外すように言うのだが、みんなやっているから外せないと言われて、なかなかマスクを外してくれなくて熱中症が心配だ」と。そうだよね、あの暑さで。オランダは2022年3月23日より公共交通機関でのマスク解除が発表された。(航空機内と空港では必要)
私は厚生労働省に文句を言いたいのではないことを先に伝える。これは日本の悪い習慣だ、本当に。厚労省の言う子どもは乳幼児期から18歳までだ。その保護者、学校等の職員、中高校生本人がこれを理解し、自分で言うことができるのか?と言う疑問だ。なんでこんなに分かりにくいのか?こんな時は必要で、こんな時は不要で、、、、って、ロールプレイングゲームじゃあるまいし、これでは「トラブルになるのがいやだから、ずっとマスクをしておこう」となることが必至ではないだろうか?何が真実なのかとても分かりにくい。きっと、この書類を作った人も「これは分かりにくいよな、けど仕方ないよな、こう書いておかないと後々面倒だし」と思いながら書いたのではなかろうか?
何が正しいかわからない世界的なパンデミックのcovid-19なので、正解がないのはわかる。しかし、熱中症で子どももお年寄りも倒れている毎日の中で、この表現はないだろう。この文章を私だったらこのように書く。
子どもと大人が違う、と言うのはどうなんだろう。大人以上にしっかりした子どももいれば、子ども以下に困った大人もいる。人間として一緒に扱ってはどうだろうか?また、推奨と言う単語を使って逃げ場を作るのはやめてほしい。「マスクをすることを奨励する」「マスクをしないことを奨励する」って、一番分かりにくい説明だと思う。「お母さんは(お父さんは?先生は?)、あなたのために言っているのよ」って言うのと一緒ではないか。
日本からオランダに来て、ものの見方が変わった。日本を離れて今、ここにいるから言えることで、日本では言えないことかもしれない。だからあえて、自分の役割だと思ってこの文章を書いた。
分かりやすい指針がないと国民は大変辛い思いをする。お願いだから、あえて分かりにくい文章を書くことをやめてほしい。日本は 新型コロナ1週間の感染者数、日本が97万人で世界最多(WHO発表) と言う悲しい称号を与えられた。人口100万人あたりと言うことなので、実数ではなく人口比となっている。これだけマスクをしていてこうなるのか、あるいは、これだけマスクをしていたからこの程度で済んでいるのか、どちらなのだろうか?答えはない。
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