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【ドイツ編②】インターナショナルキャンプで2泊3日してきたよ。いろいろびっくり。日本の子どもたちを連れて行きたくて仕方がなくなった:複数国からの子どもたちを見ながら思ったこと

DennisはInternational Outdoor Education Diplomaコースの習得中。このコースを終了していたら、世界中のキャンプ場で仕事を得やすいらしい。6ヶ月の研修期間中、ここで学びながらアドベンチャーキャンプのノウハウを習得し、ファミリーツアー、スクールトリップ、サマーコースの仕事をこなしていく。私は滞在させてもらう代わりに、Dennisの仕事を少し手伝った。「子どもとは約束をしない」という注意を忠実に守り、ネームカードをいつもつけていた。子どもたちからはスタッフに見える。

1.人種はもう関係ないね
2.International Sport & Language Campってなに?: --English immersionとは
3.マルチ国籍のチームゲームで驚いたこと:人数も性別も年齢もバラバラでも成り立つ
4.素敵な組織構成も伝えたい!まさにダイバーシティを体験

1.人種はもう関係ないね
最初からしっかり失敗。私の目には日本人に映ったお母さんがいて、思わず「日本人ですか?」と声をかけた。父母娘の3人だったのだが、娘から「NO, she is German」と言われ、またやってしまったと思いながら、微笑んで誤魔化した。実は先日のopen micでも「あの人は絶対に、英語がうまい日本人だ!」と思った二人の男性はシンガポール人だった。まあいいか。ついつい東洋人に目が行き、どの人がどの国の人かと想像する癖は今回の旅で終了にしようと思った。私も国際人にならねば!

2.International Sport & Language Campってなに? --English immersionとは
最近 English immersionという言葉を耳にすることが増えた人もいるのでは?これまで日本で英語を学ぶ際には「英語を勉強する」というもので、時には苦痛な場合もあった。English immersion(英語イマージョン:英語の世界にどっぷり入る)は英語を話しながら、使いながらいろんな活動をすることで英語を身に着けるものである。つまり楽しみながら英語が自然と身についたり、もっと活動を広げたくて自分からも英語を学ぶようになるのだ。このキャンプもそんな感じで、世界中から子どもやスタッフが集まっていて、公用語は英語。ドイツでも小学校低学年はまだ英語があまり使えない子供が多いそうで、英語とドイツ語のどちらかがある程度できたら参加が可能とのこと。日本の英語ができない子どもたちを連れてきていいですか?の問いには、英語かドイツ語がほんの少しでもできないとキャンプが楽しめないから英語が少しできる子がいいね、との回答。ここの体験をしたいから英会話を始めるというのもいいかもしれないね。

3.マルチ国籍のチームゲームで驚いたこと:人数も性別も年齢もバラバラでも成り立つ
様々なゲームやアドベンチャーを1週間、2週間体験するのがここの醍醐味だ。サバイバルもあれば、ゲームもあれば、イカダを作って池で乗ってみたり、24時間・48時間ハイキングなどしんどいものもある。しかしどの子たちも自分たちの意志で参加を決めているそうだ。様々な活動はジュニアとシニアの年齢別に別れているのだが、時には一緒の場合もある。そこで驚いたことを伝えたい。

<日本では見ない光景ばかり>
・一つのゲームの中に最後にどんでん返しが可能なものが入っている
→障害物競争のリレーの最後は射撃で、なかなか的に当たらない。最初は一番でも最後にはビリになる可能性が大いにある
・団体戦のチーム構成が人数・性別・年齢を全く加味していない
→ゲームは楽しむもので、勝敗を競うものではないという前提があり、一番に終了することが目的ではない。そのため、人数が少なかったり、小さい子が多いなど不利になるメンバーが多いことに文句も出ない上に、そんなことを加味しない
・個人戦をする時も年齢・性別を加味しないでヨーイドン。足が速いと勝つ仕組みになっていないのでいろんなことを気にしなくて良い
→見ている方もだんだんと気にならなくなってきた。

子どもたちは大笑いしたり悔しがったりしているが、ゲームを楽しんでいた。

4.素敵な組織構成も伝えたい!まさにダイバーシティを体験できる

<全体の仕組み>
ジュニア:7-11歳程度?のkids:参加者
シニア:12-15歳程度?:参加者
リーダーシップ:16,17最程度?:ジュニア・シニアをサポートするリーダー養成コース
Teamer:大学生以上?の大人:ジュニア・シニア・リーダーシップをサポートする大人
Deploma コース:Teamerになるためのスタッフ養成コース(6ヶ月)。子どもたちにはTeamer同等

上下関係ではないが、このような構成になっていて、リーダーシップのキッズが大人に見守られながら活躍する場が作られているのが素敵だな、と思った。また、入試をパスすれば Deploma コース(International outdoor education deploma course)で6ヶ月滞在しながら学ぶのだが、デポジットで500€を支払えば、終了後にお金は帰ってくるそうだ。学んでいる間はほぼ無給だが宿泊も食事もお金はかからない。そして、deplomaコース修了者はぐんと時給の高い仕事ができるようになるそうだ。1度のコースでは18人ほどの受講者ということで狭き門だが、世界中から集まるスタッフと子供たちとの学び合い付きなので、いろんな意味でとても費用対効果の高い学びになると思う。ぜひ、日本人第一号になってください!(また、日本人を気にしている私!ダメねーーー)

正式な取材ではないため、写真はあまりとっていません。とても残念なのですが、雰囲気は公式サイトで見てくださいね!そして私もいつか子どもたちを連れて行きたいなーーー。


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