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子どもを育てるという事

子どもを産むことについて話す機会があり、どうして子ども産んだのだろうと、その頃のことを思い出してみた。

実は、30過ぎるまでは子どもが欲しいとは思っていなかった。
子どもが産まれたら、縛られると思っていた。
自由でいるためには、身軽でいた方がいいと思っていた。

子どもが欲しいと思ったのは、弟に子どもが産まれたことが大きかった。
初めて赤ちゃんの存在を身近に感じて興味を持った。

そして、今までよく知らないのに大変そうだからしたくないと思っていた子育てを、やってみたいと思った。

初めはそんな動機だったが、実際に子どもが来てみると、面白くて仕方がない。
もちろん、当事者だった頃は育児が辛いと思ったこともある。
でも、色々割り切って、あまり深刻に考えなくなって、子どもが何をするのも、面白いなあと思えるようになってからは、子育てががぜん楽しくなった。

また、自分が今まで知らなかったことがたくさん出てきて、無知を反省すると同時に、子どもがいなければ経験できなかったことを経験できたことはありがたいと思った。

妊娠出産という経験もそうだったが、子どもができると、市役所に行く機会が増える。
保育園選びや支援金の申請、予防接種や子育てにかかわる諸々のこと。
いかに自分の生活に行政が関わっているか知ることになる。

保育園に行くようになると、保育士ややママ友との関係、保育園の行事への参加など、子どもがいなければ絶対に知ることのなかった経験をすることになる。

正直最初は面倒くさいと思っていた保育園の行事。
しかし、面倒くさいと思うなら、逆に積極的にかかわってみようと思ったら、これが楽しくなってしまった。

結果、初めは子どもは一人でもいいかと思っていたが、結局もう一人産むことになった(本当は3人欲しかった。いや、もっと若ければ4人くらい産んでいたかもしれない)

長男が中学生、次男が小学生になってだいぶ落ち着いてきた今思うのは、やはり子育てという経験ができたことは、自分にとって良かったということ。
だから、もし産むかどうか迷っているという人がいるなら、やっぱり私は「産んだ方がいいよ」と言うんだろうな。

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