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【大切な人だからこそ】INFJ / HSPの25歳女、家族とのあれこれを語る

みなさま、こんにちは。
わくわこ です。

クリスマスがやってきますね。

私は小学6年生くらいの頃、親にその正体について問い詰めたのがきっかけで、サンタさんが来なくなってしまいました。

今思うとつまらないことをしてしまったなぁと苦い気持ちになりますが、本当は、サンタさんの存在を信じていたからこその行動だったのです。
私自身の疑いの念を、真っ向から否定してほしかったのだと思います。

なんて、今更過ぎるんですけどね。
なかなか切ない思い出です。

さて、今回は私と家族のことを記事にしてみようと思います。
周りから浮きがちなINFJ、家族とはどうかかわっていくべきなのでしょうか。


家族は好き、だけど時々窮屈

うちは父、母、姉、私の4人家族です。
会社員の父と専業主婦の母のもと、何不自由ない生活を送り、就職して家を出るまで温かく育ててもらったという自覚があります。

私はおそらく幼少期からINFJの片鱗はあって、物心がついた頃から自分のことや身の回りの出来事をあまり話さない子でした。

私としては、家での自分とそれ以外の自分とでは明確な違いがあり、そこをまぜこぜにすることができない…みたいな、そんな感覚でした。

それでも子どものうちは、何をするにも最終的には親の判断になる部分が多いので、結局私の行動範囲は親の目の届く範疇だったと思います。

ただ、大人に近づくほどだんだんと私の中の秘密主義な部分が大きくなり、家族にあれこれ聞かれたりアドバイスされたりするのをつらく感じるようになっていきました。

社会的にも能力的にも、自分のことは自分で決めることができる年齢です。
それでもやっぱり、「家族の了承は得るべきだ」という考えはなんとなく、大前提としてそこにあるのが、私にとってはとても窮屈なのです。

理想の形が絶望的に合わない

私の両親は、私の幸せを心の底から願っている、と断言することができます。

ただ、その「幸せ」の形が、私とは絶望的に違うんです。

両親の考えとしては、とにもかくにもお金の安定が第一。
私の就職先についても、民間企業なら大手を狙いなさい。でもきっとわくわこに競争社会は向いてないから、ノルマのない公務員を目指しなさいと、そんな調子でした。

私は言われるがまま公務員を目指すことにして、一応第一希望の就職先に合格することができました。

合格が分かったときは本当に嬉しかったし、両親もとても喜んでくれました。

この頃の私はまだ「真面目に生きていれば幸せになれるだろう」とぼんやりしたことを考えていて、両親と自分の理想の相違にも気づけていなかったと思います。

ただ、その後は説明するまでもなく、働き続けることができずに退職に至ったわけですが、この過程も家族とのあれこれを踏まえるとなかなか大変でした。

転職と、家族と、私

結論から申し上げますと、私が今派遣社員として働いていることは、家族に話せていません。

公務員時代、仕事を辞めたいと常に考えていましたが、私の合格をとても喜んでくれた両親の顔を思うと、辞めたいとはどうしても言い出せませんでした。

親に失望されたくない。
でも今の仕事は絶対的に自分に合っていないし、できれば正社員はもう辞めたい。

拮抗するふたつの思いを両方叶えるため、私はとても長期的な計画を練りました。

それは、とにかくまずは頑張ってお金を貯めて独り立ちして、それから家族には黙って転職しよう、というものです。

かくして、私は長い時間をかけ、家族の誰にも相談せぬまま仕事を変えたのでした。

こんな私をわかって

家族とは今でも定期的に会っています。
仕事のことを聞かれることももちろんありますが、のらりくらりと躱し続け、新しい仕事のことは未だ話せていません。

罪悪感が全くないわけではないのですが、どうしても打ち明ける勇気が出ないのです。

大事な家族なのに、こんなことじゃいけないと思います。
しかし一方で、大事な家族だからこそ、どうしても言えない、と思う自分もいます。

家族にだけは、私のことを「逃げた」と思ってほしくないんです。
私には私の生き方があって、ただ理想に向かって方針を変えただけで、私は私のまま、何も変わっていないんだということを、わかってほしいんです。

ですが両親や姉は根本的に私と価値観が違っていて、それを理解してもらうのが本当に難しいことだということもよくわかります。

彼らを説得する道のりを考えただけで疲弊してしまうし、面と向かって上手く話せる自信がなくて(本音を話そうとしたら多分泣いてしまう)、結局話さなくてもいいや、となってしまうわけです。

今はまだ私自身の環境も落ち着いていないので、もう少し自分なりに頑張って、正社員じゃなくても安定して生きていけるんだよ、ということを示せるようになったらちゃんと向き合ってみる予定です。

どんなに大事な家族も、私とは違う人間だということ

これは悲しい現実ですが、自分の理想に近づこうとすればするほど、いわゆる「親不孝」な人生になってしまいそうです。

私は今後両親に昇任報告をすることはないだろうし、花嫁姿を見せてあげられるかわからないし、孫に会わせることもできないと思います。

正直、そう考えると両親には本当に申し訳ないし、こんな私でも愛してくれるんだろうかと不安になります。

でも、じゃあ、だからといって私はこれからも両親を喜ばせることにすべてをかけて生きていくことができるのか?といわれると、答えはNOです。

自分の人生の責任を取るのは、結局自分しかいないんですよね。

だから私は身体だけでなく心も独り立ちをするつもりで、実家を出ました。
これからは「父と母の娘」ではなく、「私自身」として生きていこうと心に決めました。

「これが私の生きる道なんだ」と自分に言い聞かせるのは、意志の強さを保つためでもあり、自分の諦念を受け入れてあげるためでもあります。

家族との向き合い方って、本当に難しい。
私はこれからもたくさん悩んで、なんとか納得できる答えを模索していくのだと思います。


というわけで、今回はここまで。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
大事な人とともに生きるみなさまへ、愛をこめて。


わくわこ

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