私が考える老人ホームの課題について

今日は老人ホームで働く介護職の課題について書きたいと思います。あくまで個人的意見ですが、私の働いてる老人ホームでは、日々の目標設定が間違っていると思っています。どう間違っているかというと、日々仕事をする際に『1日の業務をどうまわすか』ということが目標になっています。例えば、朝8時に朝食が始まるとします。8時までに利用者様全員が食堂にいるように7時から起こし始めて、トイレの手伝いをして、お茶を準備して……という感じで時間を逆算して考えている人が多いです。介護職は就業時間が決まっているので確かに時間内に決められた仕事をしなければなりません。でも、老人ホームで生活する高齢者にも共有させようとするのは間違っていると思います。
先日の出来事です。朝7時に利用者様に声掛けに行くと眠そうだったのでそのまま眠ってもらっていたら、先輩から「起こせば目があくから」と言われたので起きてもらいました。確かに食事の時間には目があき食事をしていました。しかし、いま考えても眠いのに起こして申し訳ないという気持ちがあります。

老人ホームには2つの時間の流れがあると考えています。1つは老人ホームで生活する高齢者のペースに合わせて介護職が働くという時間。もう1つは、老人ホームが決めた時間に高齢者が合わせて生活をするという時間です。8時に朝食が始まるから逆算して考えるのは後者になります。
入浴について、週に2回入浴してもらうという老人ホームが多いと思います。みなさんは週2回しかお風呂に入りませんか…そんなことないですよね。指定介護老人福祉施設の人、設備及び運営に関する基準の十三条の2で「指定介護老人福祉施設は、週二回以上、適切な方法により、入所者を入浴させ、又は清拭しなければならない。」と決められています。最低二回以上です。二回以上入浴してはいけないという決まりはありません。私の職場では入浴は週二回と決められています。もっという〇〇さんは月曜日と木曜日というように入浴する曜日も決まっています。昔からそうしてきたから……言われてしまえばそれまでですが、私はそろそろ変わっていかなければならないと考えています。

では、どうすれば変わるでしょうか!? 私は教育だと思っています。目標を設定して、日々学び、行動に落とし込み、振り返りを行い、また実践することが必要であると思っています。

ここまで読んでもらいありがとうございます。今後、教育や目標設定について、掘り下げて行きたいと思います。

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