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【ドラマすいかのこと】基子さんをダウンロードしておいて助かりました。

ドラマすいか。本放送の際に観てその後にDVD BOXをゲットしてそれ以来、毎年夏頃に通しで観るということを何年も続けていた。

かなり前のドラマだけどいまだに人気の作品だから、たぶんわたしのような人も多いと思う。

木皿泉さんの脚本のドラマは、ほぼ観ているけれど、やはり【すいか】はいちばん好きな作品。心に残る台詞も多くて、繰り返し観ているからか、何かあるごとに思い出してしまうことも多い。

そして今、所用で急遽帰省している実家にて

数日を過ごして母親と話をしていると、この話し方、わたしじゃない…といきなり気づいた。たぶん周りには全然違和感ないくらいの、ほんのちょっとした言い方なんだけど。

これ、誰だろ?と考えたら、【すいか】で小林聡美さんが演じた基子さんだった。

観ていた当時は、基子さんは真面目だなあ…わたしとは全然違うタイプだ、と感じていたけど、気づけば母親とのことや、病院のことなど、全てではないけど、あのドラマの基子さんと似通う現状に、無意識のうちに基子さんをダウンロードして使っていた。

リアルなわたしは、もちろん全然彼女と似てないけど、ドラマの中の彼女のお母さんのように、パンチの強い、子供をコントロールしたい母と過ごしていくうちに(胸にはいろいろな感情を抱えつつも)架空の聞き分けの良い娘としての彼女のエッセンスを借りていたのだと思う。

そうしたら、ますます、ドラマみたいな景色になってきて、これは本当に現実だろうか?と感じる日々だった。

片田舎の景色だし、おしゃれでも、素敵でもないけど、

このリアルな景色こそ、ドラマなんだな。

この日々を過ごすことが

きっとわたしにとって

母親からの独立記念日になるのだと思う。

リアルなわたしのままで、対処してたら、もっとヘトヘトに疲れていただろう。

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そういえば、先日、自宅の片付けをしているとえほん村という文字の入った小さな赤い袋にこのキーホルダーが入っているのを見つけた。たぶん15年以上前だけど、ネットで知り合って少しだけどメッセージのやりとりなどしていた方からお手紙と共にいただいたものだった。その方がえほん村で以前働いていてその時に作ったキーホルダーが、その方が仕事を辞めてから行った時にまだ残っていてそれをわたしに送ってくれたのだった。

その頃、わたしはヤギグッズを、なぜか集めていて(笑)それを知ってプレゼントしてくださったのだと記憶している。

えほん村といえば、【すいか】の中で、小泉今日子さん演じる馬場ちゃんがシンギングドッグの本を探しにきた場所だった。その後、基子さんもシンクロしてその場所に訪ねていくのだった…。

もしかしたら今のこの状況を察知したわたしがこのキーホルダーを見つけたことで、基子さんを無意識にダウンロード開始していたのかもしれない。

現実って

なんだろう??

ほんとにこの数日の滞在中に、かなり衝撃的な話を聞かされたり、

非現実的なシチュエーションになるたびに、繰り返しそう感じた。

やはりこの世は幻想なんだな。

そしてこの人生の脚本家はわたし。

いや、演出家かな?

筋書きは決まってても、演出の仕方で、その見え方は変わってくる。

それにしても濃い日々である。

今は味わいきれないくらい、いっぱいいっぱいだけど、きっと近い未来に

もっとかけがえのないひとときとして、

記憶されるのだろう。

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かなしいとうれしいは表裏一体。

混在してそれは、

いとしいになる。


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