【コミュニケーション】わたしが捉えてるわたし、ってなんだろう？

最近知って、ついつい続けて観てしまってるYouTubeチャンネル。「Kelvin’s English Room 」

Kevin's English Room / 掛山ケビ志郎

チャンネル名にもなっているケビンさんはアメリカで生まれてジョージア州で高校生になるまで育った方で、両親ともに日本人で、親御さんの仕事の関係でアメリカに移住してから生まれたそうです。だから英語もネイティブ。

このチャンネル、他のおふたりも好青年で、会話も知性を感じるけど堅苦しくなくてとても面白いです。
昔、中学年の頃に習った英語がカルチャー英語としてはいまいちズレてるということを知れたりして勉強になります。Hello!ってお昼しか使わない挨拶だと思ってたけど、いつでも使えるし、でもHi!のほうが日常会話としては一般的って、そうなの！？ってちょっとびっくりしました。(わたしが英語使えなすぎなのでそう思ってただけかもですが。。。)

動画のテーマにも何度もなってるケビンが高校生の時に日本に来てかいた恥について、学校で授業中に普通にガムを噛んでて先生に叱られたとか、マークシートの使い方を知らず困ったとか、読み書きが苦手で困った話とか。。。英語が話せる＝英語が出来ると思われて文法などクラスメイトに質問されても、自然に身につけたもので日本語で英語(母国語)を習った訳じゃないから答えられないとか。。すごくコミカルに話されてるけど、当時は大変で乗り越えてきたものがたくさんあるんだろうなと思います。
でもそれらの経験を「恥をかくことは勉強になるからね」って言えるのも素晴らしいなあと思います。知らない＝恥ではなくて、知ることで成長するってマインドでいたから、日本に10年ほど住んだだけであんなに流暢に日本語を操れるんだと思います。

それでも彼の話す時の表情、特に英語を話す時の表情や身振りが観ていてやっぱり日本人離れしているなと感じるのです。それこそネイティブ。
表情豊かというか、会話の伝え方が「言葉」だけではなくて、「表情」や「声のトーン」も含めたうえで自分の言いたいこと、想いを放っているのを感じます。

そんなことを考えていると、叔父のことを思い出しました。
わたしにはろうあ者の叔父と叔母がいます。
叔父は残念ながら数年前に病気で亡くなりました。母の兄弟だったので、子供の頃、母や親せきの大人たちが、叔父と叔母と手に文字を書いたりしてコミュニケーションをとっているのを見て、どうして通じるのだろう？？と不思議でした。叔父も叔母も手話は習ってなかったようです。
でも叔父や叔母のことを思い出すと、伝えたいことがわかり合って嬉しいときは思いっきり笑顔で、わからなかったり、困ったことを伝えるときは、それが伝わるように眉毛を下げたり口をへの字にしたり、とにかく表情が豊かでした。

言葉だけに頼ったコミュニケーションは、思い違いによる誤解が生まれたり、真意ではないことが広まったり、それでなかなか逆にコミュニケーションが取りずらくなったり・・・。

叔父のことを思い出すと、最初から「わからない」から始まっていて、
だからこそ互いに出来るだけ「わかろうと」する想いがあるからこそ、
理解しあえた！という瞬間にはあんなに破顔一笑していたんだと思います。

逆にわたしは「口先、言葉」だけで、人とコミュニケーションを取ってきたなと思うのです。嬉しいときはもっと笑顔で、悲しかったり怒っているときは、もっと顔に出してもいいんじゃないか？とYouTubeのケビンさんを見てて思ったのです。

仮にわたしが遺伝子的に同じ今の両親のもとに生まれて、何等かの事情で育ての親がアメリカ人でアメリカで育ったら、見た目はほぼ今のわたしでも、言語も違うことで考え方やそして表情もそれにより変わるから、ぜんぜん違う印象のある人間になったと思います。

こんなふうに
あらためて、わたしが生まれつきの「わたし」と
何となく決めつけているだけで、
生まれ育った環境による影響って実際にあるんだなとわかると、

これから生まれ直すことは出来なくても、
こんなふうになりたい、こんなふうに生きたいというところと
近い環境に身を置くことで、その理想に近づくことは出来るんだと、
そう思うのです。諦めなくてもいいんだと。

どんな人と居たいか？
どんな生活がしたいか？

どんな人生を歩みたいか？？

一流企業にそれぞれ就職出来て働いていたのに、「自分の人生、ほんとにやりたいことをしたい！」と仕事を辞めて、信頼できる仲間とユーチューバーになった彼らのことをみて、

若いからできたんだなということは一切思いません。
だって、自分だってそのくらいの頃はあったけど、そこまで思い切れたり
頑張ってこれなかったから・・・。

年齢は関係ないんですよね。

想いが枯れないうちは、新陳代謝を起こし、

わたしがわたしと囚われてきたものから解き放たれて
進むことは出来るんだ。

新年の覚書として、書きました。
まとまらないけど、文章もね、書きなれてくると脳と心とつながってくるから。リハビリ、筋トレのような気持ちで今年も綴っていきます。

２０２２年もよろしくお願いします。