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u-note(宇野常寛の個人的なノートブック)

宇野常寛がこっそりはじめたひとりマガジン。社会時評と文化批評、あと個人的に日々のことを綴ったエッセイを書いていきます。いま書いている本の草稿や没原稿、なども載せていく予定。SNS…
僕はもはやFacebookやTwitterは意見を表明する場所としては相応しくないと考えています。…
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#宇野常寛

「個人的なノートブック」を再開します。

突然ですが、個人のノートブック(定期購読マガジン)を再開します。3年ほど前に、実は少しだ…

宇野常寛
2年前
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土地と人間のかかわり、その二つのアプローチ(『マタギドライヴ』の旅 #11)

今日は、一連の秋田取材旅行記の最終回ということで、ちょっとしたまとめのようなことを書いて…

宇野常寛
2日前
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「語り口」は「空気」に抗えるか? ーー加藤典洋『敗戦後論』を再考する

さて、今日は加藤典洋について書こうと思う。これは昨日の記事の続き「でも」ある。独立して読…

宇野常寛
3日前
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「冷笑」のルーツを考えるーー吉本隆明から糸井重里へ

さて、昨日はネットの「冷笑系」と、団塊ジュニア(とその前後)世代男性のアイデンティティに…

宇野常寛
4日前
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「冷笑系」と「イキリ男性問題」を考える

今日は、先日の衆院選について考えたことの続き……というか、付随して考えたことだ。僕がずっ…

宇野常寛
5日前
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2024年衆院選から見えた日本の「変わらなさ」について

衆議院選挙から一晩明けた。勝手に応援していた向山淳さんが(比例復活だが)当選する一方で友…

宇野常寛
6日前
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「労働の総合性」を回復する

ここ数日、更新が滞ってしまって申し訳ありません……(今日から盛り返しします)。と、謝ったうえで事情を包み隠さず書いてしまうと、12月に出る自分の本の校了が迫っていて、そのゲラ確認作業に追われていたのだ。その本というのは昨年まで『群像』に連載していた『庭の話』のことで、単行本化に際して大幅な加筆訂正……というか、後半はほぼ別物になってしまったために、膨大な作業が発生し、この1週間はほぼそれしかできなくなってしまったのだ。担当の横山さんや、装丁の川名潤さんには本当にご迷惑をおかけ

「都市の中の自然」と「里山」についての思考メモ

今日はとある打ち合わせで、久しぶりに「里山」について考えた。僕はこの「里山」の再評価につ…

宇野常寛
13日前
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人間の身体は「森」にどう適応しているのか(『マタギドライヴ』の旅 #10)

 さて、結果的に長期連載になってしまったこの秋田(阿仁)への取材旅行記も、次回で最終回だ…

宇野常寛
2週間前
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本が好きな人よりも本が好きな自分が好きな人が多い時代に、物書きや本屋はどう生きる…

今日は前回に続いて、「世間」的な話をしたい。僕も小さな出版社のようなものをやっていたり、…

宇野常寛
2週間前
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「雑誌文化」の終わりと物書きの生存戦略についての私見

今日はあまりこういう話題は好きじゃないのだけど、さすがに思うところがあるので、業界やキャ…

宇野常寛
3週間前
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『呪術廻戦』と「五条悟」の問題

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宇野常寛
3週間前
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「サウナ」でも「ていねいな暮らし」でもなく

今日は丸若裕俊さんとの定期的なミーティングの日だった。彼とは歳が近いせいもあるのか、しば…

宇野常寛
3週間前
71

土地の「食」の豊かさをどう伝えるか(『マタギドライヴの旅 #9)

すっかり長くなってしまったこのシリーズだが、あと2回か3回で終わる予定だ。今日取り上げるのは阿仁地方の「食」だ。座談会の収録が終わったあと、僕たちは益田さんの手配してくれた「飲み屋」的なお店(平八)で夕食を取った。僕はいわゆる「飲みの席」というのが苦手なのだけど、土地のおいしいものをしっかり出してくれる店だと聞いて、楽しみにしていた。そして、結論から述べると端的に言って「最高」だった。 上記のリンクをたどれば分かるように、「食べログ」ではレビューがつかなさすぎて点数が表示さ