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インナーテクノロジー探究家・三好大助が語る、“自らの全体性を祝福する技術”の可能性 | 長谷川リョー

編集者・ライターの僕・長谷川リョーが(ある情報を持っている)専門家ではなく深く思考をしている人々に話を伺っていくシリーズ『考えるを考える』。前回は東工大の美学者・伊藤亜紗さんの身体論から、「分かる/分からない」の境界に迫りました。今回はグラミン銀行やGoogleを経て、「インナーテクノロジー(人間の内的変容に関する理論)」を探求する三好大助さんにお話を伺います。近年、日本でも耳にすることが増えた「瞑想」や「マインドフルネス」、はたまた「U理論」や「メンタルモデル」。内面を扱うこれらの技法は総称としてインナーテクノロジーと呼ばれ、各々の関連性や体系化が近年進んできています。自らの職務経験を通じて感じた”課題解決パラダイム”の限界や、組織力学から発生する負の連鎖。それら普遍性の高い問題に対して、再現性をもって扱える時代になったと説く三好さん。“自らの全体性を祝福する技術”の可能性を語っていただきました。
※学問的な正確性、関係者に対しての不適切な表現があったため、著者の意向により一部内容を修正しました(2024年4月25日)。

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