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観察することの重要性

コンサルティング業務をしていると「話すことも」「聞くことも」多い。もちろんただ生きているだけ、話す・聞くという行動は行われるわけだが、その多くは日常時の受け答えに限定される会話とお互いの立場や意見の違いを理解し、そのずれをすりあわせる対話では意味合いが異なる。

私のやっている業務としては、もちろん法的解釈やらノウハウの提供はもちろん主たる部分ではあるのだが、それとは別にそのプロジェクトのタスクの把握できるように対話や整理を行っている。

大体のどの案件もプロジェクトの進捗や特徴、問題点の話を伺うところからスタートする。まず私はそのプロジェクトの基本状況を確認しつつ、その「話し手」の観察を行う。話し方、段取り、早さ、長さ、等その話し方一つとって、性格やプロジェクトに対する想い等を把握。簡易プロファイリングをしているイメージである。

例えばプロジェクトのタスクについて言及することがある。
多くのタスク、状況を五月雨的に聞いてみるとこのプロジェクトのクリティカルパスが不明瞭なケースがよくある。こうゆう場合は、話を聞きながらタスクや問題点を整理する事を意識する。頭に多くの経験、知識、タスクが混在しているとそれを整理するのが苦手な方がいる。
そうゆう方は話を聞き、適宜質問をしながら話を整理し、テキスト化を行う。

法規コンサルティングとは法規的な問題抽出をしつつ解決案を提示するのがメイン業務であるのは確かだが、実はこのようなコーチングのようなマネジメントもまた価値提供の一つであると考えている。

コアの業務以外にも+αで付加価値を提供できることはある。

そのクライアントが何を求めているのか、それを観察することが重要であるということはこの一年間での最大の「気づき」である。

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