見出し画像

より長く、太く命を燃やせ!

ある企業の健診データを見てみると、
問診の「睡眠不足」「遅い夕食」について、
経年的に見て増加傾向。

ちょっと気になったので、
それぞれが体に与える影響って、
一体どんなことなのかを調べてみました。

睡眠不足は内臓脂肪が溜まりやすくなる

2週間、睡眠時間4時間を続けたところ、
・1日あたりの摂取カロリー 300kcl増
・体重           0.5Kg増
・内属脂肪         11%増
という結果となり、
睡眠不足は内臓脂肪が溜まりやすい体になり、
睡眠時間を戻しても、カロリー摂取量、
体重は元に戻りますが、内臓脂肪は増加した
ままだったとのこと。
Lack of sleep increases unhealthy abdominal fat, study finds (メイヨークリニック 2022年3月28日)

遅い食事は食欲が抑えられない

通常の時間帯に食事をとってもらうグループ1、
グループ1から4時間後に食事をとるグループ2。
その結果、
・満腹感を知らせるホルモンのレプチン減少
 (24時間にわたって減少)、
・日中のエネルギー消費量  減少
・日中のエネルギー消費速度 遅くなる
食事の時間が4時間ずれただけですが、
食欲の調整機能、エネルギー消費の量・速度に
大きな変化があったという
驚くべき結果が出ていました。
Eating Late Increases Hunger, Decreases Calories Burned, and Changes Fat Tissue (ブリガム アンド ウィメンズ病院 2022年10月4日)

健康管理をしていく上で
「食事」「運動」「睡眠」が大事なことは、
誰もが知っていることかと思います。

「早く寝ろ!」「不摂生はダメ!」・・・
私の感覚では、
両親の躾、学校生活での擦り込みによって、
染みついている癖のようなもの。

それはどちらかというと、
「規則正しく」「秩序を守る」みたいな
道徳的な教えとして捉えていましたが、
みなさんはいかがでしょうか。

今、あらためてこのような研究結果をみると、
体がゴールに向かって動き続けるために、
地球の動きに合わせて身につけた機能で、
これは生きていく上での
原理原則なのではないかと思えるのです。

人体には、体内時計なるものが存在し、
光や食事、リズム運動によってリセットされ、
時間を刻んでいくのだそうです。

様々な機能が複雑に絡み合って、
刻一刻とゴールに向かって
命を刻んでいるんですね。

どんな夢や想いを持って取り組んでいるか、
どんな知識や技術、考え方を持っているか、
どこで誰とどんな家に住んでいるか、
それらに全く関係なく刻んでいきます。

そこに「勝ち負け」「優劣」「良悪」はありません。
それが人の機能そのものなのです。

人体がゴールに向かって、
絶妙なバランスで命を刻んでいますが、
それを保つも崩すも自分次第。

雁字搦めになるつもりはありませんが、
人体の原理原則を理解して
日々取り組んでいくことで、
思い描くゴールもグッと
手繰り寄せられるのではないでしょうか。

設定したゴールの実現に向けての行動について、
あらためて日、週のスケジュールを見直し、
より長く太く命を燃やし続けましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?